歯周病を理解しないと豊かな生活が送れません。

歯石除去にはどんな効果があるのか、また歯石を取らないとどうなるのか分からないという方も多

いのではないでしょうか。

歯医者で虫歯治療を受けた後などに「歯石も取っておきますね」とすすめられ、なんとなく歯石を

取った経験のある方が大半かもしれません。

歯石は表面が凸凹しているので細菌が住みつきやすく、むし歯、口臭、歯周病などのリスクを高め

ます。

そして、歯石は毎日ちゃんと歯磨きしているという人でも完全に防ぐことは不可能です。

1.歯石とは 歯石とは、口の中の汚れ(プラーク)の中の細菌が唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネ

ラル成分と結合し、時間が経って石のように硬くなってしまったものを言います。

個人差はありますがブラッシングで取りきれなかった汚れ(プラーク)は、付着して2日から2週

間程で歯石になってしまいます。

2.歯石除去して得られる5つの効果 1.歯周病を防ぐ

歯周病は細菌感染症です。歯石自体は直接の感染症の原因ではありません。

歯石は歯の石と書くように歯に固くこびり付き、その表面がザラザラしているため周りに汚れが溜

まりやすくなります。

汚れ(プラーク)には細菌が多く含まれ、繁殖して毒素を出します。その毒素により歯茎の炎症が

悪化していくと言われています。

歯石を定期的に取って、汚れが溜まりにくいお口の環境を作ることで歯周病の予防ができるので

す。

2.口臭を防ぐ

歯石自体が臭いを発するものではありませんが、歯石に住みつく汚れ(プラーク)が口臭の原因に

なります。

歯石はザラザラしているため、表面にプラークが付着しやすくなります。口臭が気になる方で、歯

石を何年もとってもらっていない人はお口の中を確認してみてください。白い大きな塊がついてい

たら、それは歯石です。

3.歯が白くなる

歯石はうすい黄色の色をしています。歯の表面に歯石がついていると、全体的に歯がくすんで見え

ます。

歯石を除去して、歯の表面を磨くことで本来の白い歯を取り戻し、歯石がついている状態からワン

トーン白い歯に見えるようになります。

4.歯茎が引き締まる

歯茎からの出血はないけれど歯茎が腫れぼったい、ブヨブヨしているといった症状のある人は、歯

石を取ることで歯茎がキュッと引き締まり、腫れぼったさがなくなります。

歯石がついていると汚れが溜まり、歯茎の炎症がおこりやすい環境といえます。

もちろん歯石をとった後には、正しいブラッシングも必要です。歯石を取ることと、ブラッシング

を行うことを両立することで健康的な歯茎になるのです。

5.歯茎からの出血が止まる

歯磨きをすると出血する人は、歯の周りについた歯石が原因かもしれません。

歯石を取ることで、汚れがつきにくくなり歯茎の炎症も落ち着いてきます。

同時に正しいブラッシング方法で歯茎もマッサージしていくと、1週間くらいで出血しなくなるこ

ともあります。

3.歯医者で行う歯石除去

 固まってしまった歯石は歯磨きだけでは、除去できません。

最近では、ドラッグストアなどでセルフ歯石除去キットのような道具も販売されていますが、自分

で取る行為は歯や歯肉を傷付けてしまうので注意が必要です。

歯科医院に通院して専門的な機械(スケーラー)での除去が安全です。

歯石除去

歯科医院では専用の機械を使って歯石を除去していきます。超音波の振動で歯石を取り除く方法

や、歯茎の奥についている歯石を取り除くハンドスケーラーなどさまざまな機材を使って除去して

いきます。

4.歯石をそのままにしておくとどうなるか 1.歯肉炎になる

歯石は歯肉にとって良くないものです。歯石が付着することにより、周りに汚れがつきやすくなる

ため、歯茎の炎症もでてきます。

歯茎の炎症が悪化すると、歯茎から出血してきます。歯磨きの時に血がでてくるような症状があれ

ば歯肉炎です。

2.歯周病を悪化させる

プラークの中でも空気を嫌う細菌(嫌気性菌)は、歯周ポケット(歯茎の中)に入り込み巣を作り

ます。

そのままプラーク中の細菌が活発に活動を続けると、歯を支えている骨までを溶かしていきます。

これが歯周病の進行です。

症状が悪化すれば歯がグラグラしてきたり、歯茎が痩せてくることもあります。さらに症状を放置

していると歯を抜かなければいけなくなることもあります。

5.自宅で出来る歯石予防におすすめのケア用品 歯石のつきやすい場所は、隣接面(歯と歯の間)や、歯頸部(歯と歯茎の溝の部分)です。正しい

ブラッシング方法や自分にあった補助的清掃用具(歯間ブラシやフロス)の使用で毎日プラークを

除去することにより歯石付着を予防することが出来ます。

1.歯ブラシ

歯石が付きやすい部位にしっかり当たる自分に合った歯ブラシの使用をお勧めします。

2.デンタルフロス

歯ブラシが当たりにくく歯石が溜まりやすい隣接面(歯と歯の間)にはフロスの使用をお勧めしま

す。

3.歯間ブラシ

こちらも歯と歯の間のプラークを除去するものです。

とにかく歯周病を食い止めるには、家でのホームケアとクリニックでの 定期クリーニングが必ず必要であり、歯科医院と患者様が2人3脚にならなければ なりません。ぜひ定期的に検査とクリーニングを行い受診して下さい。