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歯が痛い どういうこと?虫歯編

一般的に患者さんが来院される場合の多くは、「歯が痛い」です。 虫歯が進んで行くと、歯の中にある神経に虫歯が近づくにつれて歯の痛みは増して行きます。 歯の神経の痛みは、始めは冷たいものに反応しますが、次第に虫歯が進んでゆくと何もしなくても ズキズキとした、かなりの痛みがでてきます。 小さい虫歯であれば麻酔をしなくても、虫歯の部分(やわらかくなった象牙質)を削っても実際に はあまり痛みはありませんから、そのような場合は麻酔は極力しないようにしております(特に小 児に対して)。 しかし、虫歯が神経の近くまで到達している場合は、虫歯の痛みはかなり激しいですから、このよ うな場合は必要十分な麻酔をして、麻酔がきちんと効いている状態で歯の神経を取る治療を行いま す。歯の神経をとる治療のことを「抜随(ばつずい)」と言います。 レベルアップするほど、痛くなり重症ということになります。しかし神経が完全に 死滅すると1次的に痛みが治まってしまします。 レベル0 虫歯でもないのに冷たいものでしみる→知覚過敏→しみにくくなる薬を歯にすりこんでみる。 レベル1 小さい虫歯→冷たいものでしみる→削って詰める。もしくはフッ素を塗布して様子をみ。 レベル2 大きい虫歯 冷たいだけでなく、温かいものでもしみる。 ↓↓治療法 ◎削って詰めてみる ◎痛みをやわらげる薬を虫歯の一番深いところにひいてみてから詰めてみる それでもしみて痛みを感じるならば ↓↓抜随するしかない。。。→麻酔して神経をつる(抜随) レベル3 虫歯の痛みで一番痛いレベル・・・ 神経まできた虫歯 ・はげしい痛み(突然も多い) ・夜寝ようと思ったら痛い ・痛み止め効かないくらい痛い ↓↓治療 麻酔して神経をつる(抜随) レベル4 レベル3の激しい痛みに3,4日(よくあるケースとして・・・)耐えきれた我慢強い人5日間くら いにウソみたいに激しい痛みがなくなる。 昨日までの痛みは何だったんだ・・・ 神経が死んだからです。(もう少しは医者さんらしく言うと神経が壊死したなんて言う。) ↓ 痛くないか放置 ↓ 死んだ神経がくさる。(壊疽と言います。) 共に咬むと痛くなってきます。     ◎とにかく早く受診しましょう。 痛みはとにかく我慢せず早い段階で歯科医院を受診しましょう。軽傷であればあるほど診療で 嫌な思いもしなくてすみます。そして何よりも神経をとる治療まで発展してしまうと、通院期間は 長期的になります。そして覚えて頂きたいことは、神経を取ってしまった歯は栄養や水分が歯に行き渡らなくなります。お花で例えるならばドライフラワーのようにもろくなり、歯の寿命は 15年ほどとなります。ほとんどのケースは歯が破折して抜歯し入れ歯もしくはブリッジ、 インプラントなどと被害が拡大し、治療費も高騰、通院期間も長期的になり良いことは何一つ なくなります。ぜひ歯を削る、神経を取るという行為が必要となる前に歯科医院を受診してくださ い。そして計画的に定期検診及び定期クリーニングを受けて下さい。 http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/      

子供の虫歯、食べ物より飲み物が原因なんてこともあるんです。

娘(8ヶ月)は野菜ジュースが大好き。水代わりに飲ませてます! 「甘いジュースって砂糖がたっぷり入ってて歯によくないんでしょ? だからうちは、幼児向け野菜ジュースを飲ませてます。栄養が取れてすっごく喜んで飲むし、 お風呂上がりにも水代わりにね!マグに入れるとチュパチュパとけーっこう長持ちして、機嫌 がよくて助かるわ~。」 赤ちゃんの水分補給、とくに暑い時期には気を使いますよね。離乳食がはじまった頃は味の好 みも出てくるころでしょう。お風呂上がりの甘味のある野菜ジュース、さぞかしおいしいで しょうね。 ただね、気がかりなことがあるんです。ひとつはむし歯です。 というのも、野菜ジュースとはいうけれど、そのなかに砂糖(ショ糖)が入っているものが けっこうあるんですよ。日ごろ娘さんに飲ませているジュースの裏や横に「栄養成分表示」っ てあるでしょう?小さい字ですがぜひ読んでみてください。「ショ糖」って書いてありません か?ショ糖というのは砂糖の主成分のこと。終始飲ませていると、とくに長い時間をかけて チョビチョビ飲んでいると、口のなかのむし歯菌に栄養を与え続けることになりかねないんで す。できれば、時間をかけずに飲めるといいんですけど。 もうひとつ心配なのが酸蝕です。その幼児向けの野菜ジュースには果物が入っているようです が、原材料にレモン汁とかクエン酸などの酸味も加えられてはいませんか?野菜ジュースっ て、おいしく飲めるようにと、酸味のある果汁を加えたり、日持ちをよくするために酸味が加 えられていることが多いんです。 じつは「酸」って、歯に触れると歯を溶かしちゃう性質があります。マグや哺乳瓶でチョビ チョビと飲むと、ジュースの酸が吸い口から生えたての前歯に長い時間集中的にかかってしま い、歯が溶けやすいんです。 ことに、赤ちゃんの生えたての歯はやわらかく、むし歯にも、ジュースの酸にも、とっても弱 いんです。気がかりですね。 ジュースは全面的にダメとは言いません。でも大事な赤ちゃんの歯を守るには、飲む時間を 「お昼寝から起きたら」とか「おやつに」とか決めて、ダラダラ飲ませないようにしたいもの です。それからもちろん、寝る前の歯みがきにはフッ素(フッ化物)を使ってくださいね。 「野菜ジュースすべてが歯に安全とは限りません。そのジュース、砂糖が入っていませんか? 酸っぱくないですか?調べてみてくださいね。野菜ジュースといえど、ダラダラ飲みから脱却 してお子さんの歯を守ってあげましょう!」 カゴメ 野菜一日 これ一本 200ml×24本    

子どもの歯(乳歯)の虫歯予防が必要な6つの理由⑤⑥

⑤乳歯から永久歯へ生えかわる時期にむし歯をつくりやすいから! 乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)に生えかわるのは、だいたい5才~15才くらい の間です。前歯から奥歯にかけて順番に生えかわると考えてよいのですが、むし歯をつくるバ イ菌は、この生えかわりのタイミングを狙っています。まず、永久歯が出始めると、その真上 にある乳歯はグラグラして抜け落ちるのですが、出はじめた永久歯が完全に頭を出しきるま で、3ヶ月から6ヶ月かかります。 その間、永久歯の頭の上には常に中途半端に歯肉に覆われ、常にその周囲にむし歯菌が停滞し ています。又、生えたての永久歯はとても柔らかく、虫歯になりやすいのでとてもリスク高い 時期といえます。更に甘い飲食物を頻繁に摂取する時期でもあり、歯ブラシも上手にできない 年齢です。細心の注意を払い、予防処置が必要な時期であると覚えておいていただきたいとこ ろです。とにかく、この年齢くらいが最も生涯で一番虫歯のできやすい年齢です。この時期を 乗り切り、「20才まで、1本も虫歯をつくらない」を達成しましょう。   ⑥乳歯から永久歯へ生えかわる時期が、歯並びに大きく影響を与えてしまうから! 5才から15才くらいの間に、乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)に歯は生えかわり ます。ただし、永久歯が変な場所から生えてきたり、乳歯がなかなか抜け落ちなかったり、顎 が成長せず永久歯の大きさと顎の大きさにバランスがとれなかったりと、様々な要素が絡み 合って、悪い歯並びに導かれやすい時期ともいえます。歯並びが悪くなってしまうと見栄えが 悪いだけではなく、成人になってから虫歯や歯周病にかかりやすく、しかも進行が速い環境と なり、本来の歯の寿命をまっとうできなくなり、50代後半から60代で抜け落ちてしまう傾 向にあります。つまり歯の生えかわりの時期は、とにかく定期的な検診が必ず必要となってい ます。後々矯正治療が必要になってしまうと、40万円~80万円くらい治療費がかかってしますので 、この年齢での定期検診は本当に重要であることをご理解ください。         http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/

子供に甘いものを我慢させるな!(おやつを与えるにはコツがある)

子供に虫歯になって欲しくないから、甘いものは与えたくありません。しかし現実的にはそんなのと無理、むし歯を心配しながらおやつを与えてしまい、罪悪感でいっぱいです。ああどうしたら いいの?親子で甘い物は我慢するしかないのでしょうか? むし歯を心配し甘いものを親子で我慢しているかた、私の患者さんにもおられました。「先生 はどうやって我慢していますか?」って聞かれたこともあります。 私、甘いものを制限などしておりません。我慢なんてとてもできませんもの。甘いも のって食べるとハッピーになり、元気も出るでしょう? じつは甘いものって、賢く上手に食べればむし歯の心配はいらないんです。それで私は 患者さんにこんなふうにお話ししています。「食べてもいいですよ。ただし、ダラダラ 食べないでくださいね」って。 理想としては、食後のデザートとしてまとめて食べるのがベスト。というのも、食後の お口のなかは酸性になって歯が溶けやすい環境になるのですが、唾液がしっかり働けば 30分もすると酸が中和され、むし歯になりにくい状態に戻るんです。 ところがしょちゅう食べているとお口のなかは終始酸性になるので、むし歯ができやす くなってしまうんですよ。だから、食後にまとめて食べるのがおすすめ、というわけで す。 ただ、甘いもの好きとしては、おやつもほしいですよね。そういうときは午前・午後に 一度ずつ、チョコをつまむくらい平気ですよって指導しています。「なにか口に入れる なら、1日5回まではよいでしょう。でも7回以上になると、むし歯のリスクが増えます よ」という食事指導は、北米を中心に研究実績のあるむし歯の予防法なんです。 食後のデザート+午前・午後に1回ずつ。甘いものを食べるならこんな工夫をしましょ う。もちろん朝と就寝前にフッ素(フッ化物)配合の歯みがき剤を使い歯みがき。とく に就寝前は念入りに。昼食後も歯みがきができれば、さらにすばらしい。 お子さんの場合も、食べ方を工夫すれば、砂糖を制限せずにむし歯予防ができます。し かし、小さいころに甘い味を覚えさせないようにすることができれば、それに越したこ とはないですよね。とは言っても甘いものは人生の喜び。食べ方+仕上げみがき+定期検 診で、楽しく予防を続けてくださいね。 「食事のときにデザートとしてまとめて食べれば、心配しなくていいですよ。おやつも 午前・午後1回ずつならまず大丈夫。フッ素入りの歯みがき剤なども使って予防しながら 甘いものを上手に食べていきましょう!                     http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/

子どもの歯(乳歯)の虫歯予防が必要な6つの理由③④

③お子さんの歯が虫歯になりやすいのは、歯の溝がとても深いから! お子さんの乳歯及び永久歯の奥歯は咬む面の溝がとても深く、虫歯菌が好んで付着し、歯を溶 かしていきます。成人になり年齢が進むにつれて歯は摩耗し、溝は浅くなるのですが、低年齢 のうちはその溝を基点に虫歯が発生するので、衛生士による定期クリーニング後、専用のコー ティング剤(シーラント)やフッ素塗布が必要となってきます。ただし、必ずしもそのような 処置が必要かどうかは担当歯科医が、判断いたします。お口の中の状況や年齢等を考慮してご 提案させていただきます。   ④お子さんの歯が虫歯になりやすいのは甘い食べ物・飲み物が大好きだから! 甘い飲食物は、どのお子さんも大好きです。グミ、ハイチュー、ガム、チョコレート、コー ラ、サイダー、オレンジジュース、スポーツ飲料水あげればきりがありません。しかし、これ らの甘い飲食物は虫歯菌も大好きです。虫歯菌は糖や炭水化物を「エサ」にして酸を分泌し、 虫歯をつくります。そのため、お子さんが虫歯にかかるリスクが高いのは当然の結果なので す。ぜひ定期検診やクリーニングを受け、更に食事指導も受けると良いでしょう。 先程の磨き残しとはつまり「虫歯菌の塊」をとり残したということです。磨き残し率が高けれ ば高い程、糖や炭水化物の摂取をコントロールしなければなりません。そこで、よく摂取する 飲食物のパッケージを見て下さい。もしコーラのパッケージに炭水化物33gと表記してあれ ば、それを3.3で割り算して下さい。 角砂糖1個3.3gなので、コーラは33g÷3.3=10 つまり、角砂糖が10個入った砂糖水を飲んでいることとなります。このような角度で飲食物 を見る習慣をつけて下さい。 以上、このような現実からお子さんの歯を守るには2ヶ月に1回の検診(クリーニング)と フッ素塗布を必要としています。 成人になるまで続けると、将来虫歯になりづらい体質の大人へと成長していきます。(もちろ ん成人になっても検診は続けて下さい) ぜひ、親子で検診の予約を取りましょう。 http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/

子どもの歯(乳歯)の虫歯予防が必要である6つの理由その①②

①お子さんの歯が虫歯になりやすいのは歯がとてもやわらかくて脆弱だから! お子さんの歯を守るためにまず知っていただきたいことは、乳歯や生えたばかりの永久歯はと てもやわらかく、「虫歯になりやすい」という事実です。 年齢を重ねて成人になるにつれて、唾液内に含まれている「リン」や「カルシウム」と結合し て成熟していくのですが、20才になるくらいまでの歯は未成熟でとてもやわらかく脆弱で す。やわらかい竹の子が成長し硬い竹に成熟していくのと同様です。したがって乳歯や生えた ての永久歯は簡単に虫歯菌に溶かされて、非常に短期間で深い虫歯となってしまいます。 もし低年齢のうちに歯の神経を取るような治療を行う事態になってしまうと大変です。そのよ うな歯は、歯の本来の半分程度の寿命しかまっとうできず、統計上50代前半で抜けてしまい 入れ歯へと移行していきます。又、銀歯やプラスチックの詰め物を行ったとしても、いずれ詰 め物周囲に虫歯を再発させ、歯の神経を取る治療へと、残念ながら大半は移行していきます。 なぜなら、虫歯菌は詰め物の周囲を好んで、付着する習性があるからです。 あくまでも統計上ですが、10代で虫歯になり、詰め物をするとその歯は30代で歯の神経を 取ることになります。そしてその歯は50代で、根が割れてしまし抜いて入れ歯となってしま います。 お口の中はこの様な変化がいたる所で繰り返され、ついには日本人の70才の89%が入れ歯 生活を送っています。そして、この年齢を境に介護や認知症の問題も発生いたします。 介護や認知症は歯の喪失と連動していることはすでに色々な大学で証明されています。 つまり最も重要なことは、幼少期の頃から予防し虫歯をつくらないこと。「20才になるま で、1本も虫歯をつくらない」ことが理想的です。とにかく早い年齢の頃から予防を習慣にす るスタートを切ることです。   ②お子さんの歯が虫歯になりやすいのは、歯ブラシが上手にできないから! 低年齢であればあるほど、当然歯ブラシは上手にできません。 小学校低学年くらいまでは保護者が、仕上げ磨きをするケースが多いですが、それも完璧とはいえないでしょう。 小学校中学年から高学年になるとほとんど保護者の仕上げ磨きは行わなくなります。当然、き ちんと磨き残しなくブラッシングできているのか大変あやしいものです。このような日常生活 も虫歯発生のリスクを高める要因です。 そこで、当院ではお口の中の磨き残しを視覚的にわかりやすくするために特殊な液体で歯垢を 赤く染めることを行っています。そして、赤く染まった面積比率を算出し数値化いたします。 理想的な磨き残し率は20%以下でありますが、たいていは70~80%磨き残しています。これ では、必ず虫歯は発生してしまいます。ご自身の手で正しくブラッシングを行い、磨き残し率 を常に20%以下に保てるように、ブラッシングのトレーニングを行う必要があると思いま す。 「磨き残し率20%以下」これが予防の原点であると覚えておいて下さい。 当院では「磨き残し率20%以上」の方は、月に1回当院での歯科衛生士による歯ブラシ指導 とクリーニング及びフッ素塗布をおすすめします。 又、「磨き残し率20%以下」の方には、2~3ヶ月に1回のペースで上記の指導とクリーニ ング、フッ素塗布を行うことにしています。 歯ブラシ指導

子どもの歯(乳歯)に穴が!・・その対処法は?

「息子の歯に穴が開いたかも。でも痛いといってないし乳歯はいずれ生え変わるから、 放置してもどうってことないでしょ?永久歯なら、もちろんすぐに連れて行くけ ど・・・。歯医者連れて行くのめんどくさいから今はこのままでいいか?。」 乳歯のむし歯ですか。乳歯は軟らかくむし歯が進みやすいうえ、歯の溝は深く、歯の間 にも食べカスが挟まりやすいので、放っておくと悪くならないかと心配です。 とういのも、乳歯のむし歯はじつは永久歯の健康に大いに影響するんです。乳歯いっぺ んに生え変わらず、順番に生え変わっていきますよね。もし、むし歯の乳歯が残ってい て病原菌がウヨウヨいるお口に、エナメル質が未成熟で若い永久歯が生えてきた ら・・・? それから、乳歯のむし歯は永久歯の成長をジャマすることがあります。乳歯のすぐ下で は次に生える永久歯が作られていますが、乳歯の歯根までむし歯が広がると、永久歯の 赤ちゃんにダメージを与えてしまうのです。歯の形が正常に育たなかったりすることが あります。 また、乳歯は永久歯に生える位置を案内するガイド役も担っています。むし歯が進行し 乳歯の形が崩れていると、永久歯の生える場所がズレてしまうのです。たとえば、永久 歯の6歳臼歯が生えるとき、隣の乳歯が崩れていると、本来の場所より前に詰めて生えて しまいます。すると、後続の永久歯の場所が足りず、歯並びが悪くなってしまいます。 ですから、はじめての歯医者さんはドキドキでしょうが、一度診てもらったほうが安心 でしょうね。それもなるべく早いうちにね。そのほうがより小さな治療ですみますし、 ごく小さな虫歯なら、歯科医が定期的に診て、フッ素(フッ化物)などを使って進行を 止めれば、永久歯に生え変わるまで治療なしでうまくもたせられることもあるんです。 上手にお口の管理をし、小さな治療ですませれば痛くないしラクなんだということを幼 い頃に知ることはとても大事なことだと思います。歯医者さん嫌いになると、大人に なってもつい検診や治療が後手にまわって、歯で苦労しやすいのです。永久歯は生えて から、などと言わず、乳歯のころから予防のための受診をはじめてください。 「乳歯だらかと油断していると、永久歯の健康と成長に悪影響を与えることも。なるべ く早くに診てもらいましょう。予防のための定期受診もおすすめですよ!」 http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/

虫歯は親子での感染症です。遺伝ではありません

「顔はかわいいのに、笑うとむし歯が見えるのがねえ。いっしょに買い物してると、 「姉妹ですか?」なんていわれるけど、口のなかまでこうもそっくりとはね。ホント、 遺伝ってコワイわあ。」 「親の歯が悪いから、歯の質が遺伝して子どももむし歯になりやい」なんて信じている かたもいらっしゃるようですね。でもお子さんにむし歯が多いのは、遺伝のせいではあ りませんよ。むし歯はむし歯菌の感染によって起こる病気なんですから。 生まれたばかりの赤ちゃんの口のなかには、むし歯菌も歯周病菌もいません。ですか ら、そのままいけば、一生むし歯にも歯周病ににもならないはずです。 とはいえ実際には、そんなことはまずありません。家族かいっしょに暮らしていれば、 家族の口のなかの菌がうつります。よくあるのが、親が子どもに離乳食を食べさせると き、親が使ったスプーンを子どもに使ってむし歯菌がうつるケース。子どもが大きく なってからだって、親が使った箸やコップを子どもが使えば、親の口のなかの菌がうつ ります。むし歯だらけのお父さん、お母さんが使ったむし歯菌がウジャウジャついたス プーンで子どもにごはんを食べさせれば、子どもの口のなかもむし歯菌でいっぱいに なってしまいますよ。 また、家族は生活習慣も似ているものです。ダラダラ食べをする、いつもの甘い飲み物 を飲んでいる、歯みがきをおろそかにするなど、家族みんながむし歯になりやすい生活 をしていれば、口のなかの環境はますます似てくるでしょう。 そうは言っても、家族のスキンシップは日常生活のなかで欠かせないものです。そこ で、むし歯や歯周病をうつさないためには、家族ぐるみで口のなかを健康な状態にして おくことです。スキンシップをなくそう、なんて神経質にならずに、むしろ日ごろの丁 寧なセルフケアに加えて、定期的に歯科医院でプロのケアを受けて、愛する家族のため に口のなかのむし歯菌を減らしましょう! それから、ご両親の努力で、むし歯菌が少ないむし歯菌ゼロのお嬢さんが育ったとして も、大人になってからむし歯菌をうつされることもあります。口のなかがどんな状態か もわからない見ず知らずの人とキスするなんて、口の健康を考えればもってのほか. 「むし歯が多いのは遺伝のせいではありません!おそらくご家族からむし歯菌がうつっ たんです。ていねいなセルフケアに加え定期的に歯科医院でプロのケアを受けて家族ぐ るみで予防しましょう。」 生涯に渡ってお子さんのお口のなかのむし歯菌の数が常に少なければ、むし歯で悩みのない 人生が保証されます。そのためのポイントは、 ①離乳食が始まる頃から、大人と子どもの食器は分けましょう。 ②常に親子で歯科医院に受診し定期クリーニングを受けて、お口の中のむし歯菌の 数を減らしましょう。 ③キシリトール系のお菓子はむし歯菌を殺菌し減少させてくれます。含有量100% のものを計画的に食べましょう。 ④親子で唾液の検査を行い、むし歯菌の数を定期的にモニタリングしましょう。 この4つが実践できればきっと親子で、むし歯の悩みのない日常が遅れるはずです。 すぐに歯科医院でご相談して下さい。        

人生の設計はお口の健康から

人生の設計はお口の健康から 〇人間の平均寿命と歯の平均寿命の比較 人間の平均寿命は男性が約80才、女性が約86才です。 しかし、歯の平均寿命は58年です。これは歯が萌出し始める、6才から完全に生え そろう14才がスタート地点となるため、単純計算で平均すると64才から72才の間に 歯がほとんどなくなります。つまり晩年は10年~15年くらい誰もが、歯が無い人生 を送る計算になってしまいます。 そこで、健康寿命と平均寿命という言葉をご存知でしょうか。 〇健康寿命と平均寿命 平均寿命とは人間がこの世に生まれてから生存できる年数のことですが、男性は80 年、女性は86年(厚労省)です。長寿大国の日本では、90才まで生きることもめず らしくありません。これに対し健康寿命という言葉をご存知でしょうか? これは、心身ともに自立し、自分一人で活動的に生活できる健康な状態での生存期 のことで、男性は71才、女性は74才という数字が出ています。つまり男性は約9 年、女性は約12年以上もの間、健康を害することによって、もしくは認知症の問題 によって、介護等が必要となってしまうのです。これを不健康寿命と考えて下さ い。これは歯を喪失する年齢とほとんど一致しているのです。 〇なぜ晩年は自立できない生活を送らざる得ない人が多いのか? つまり不健康な晩年がほとんどの人に待っていることになります。歯がなくなる と、不健康になるということです。できれば、年を重ねても福祉や介護に依存する ことなく自立した生活を営める生活、生きがいを持って前向きに人生を楽しんでい ける晩年を迎えたいものです。寝たきりや認知症の状態でずっと長生きするより は、自分の身の回りのことができ社会参加もできるような生活を少しでも長く続け たいと思うのは誰でも同じではないでしょうか? 〇健康寿命のカギはお口のクリーニングにあり! 人生を楽しみながら自立して長生きするためには、できるだけ長く健康でいるこ と、つまり少しでも健康寿命を延ばす必要があります。健康寿命を縮め、寝たきり や介護が必要な状態を招く大きな原因として、糖尿病や、高血圧をはじめとした生 活習慣病が挙げられます。また加齢に伴う身体機能や認知機能の低下も健康寿命を 脅かします。 注目すべきは、このように健康寿命を縮めている原因のほとんどが、口の中とかか わりあるということです。口の中をよい状態にキープすることには、若い頃からき ちんとケアを始めることが理想的です。 〇歯周病とその他の病気の発生率について 口の中が良好な人は、そうでない人よりも医療費がかかりません。口の中が健康な ひとほど様々な慢性疾患にかかりづらくなります。つまりそれだけ免疫力が強く、 病気にもかかりにくいといえます。逆に口の中の状態が悪い人ほど、栄養面でも問 題をかかえていることが多く、免疫力も低下しています。つまり慢性疾患を引き起 こしやすく、結局色々な病気を引き起こしやすくなり悪化すると、医療や福祉に依 存し、不健康寿命が長くなってしまいます。 まずは、むし歯や歯周病に対してきちんと対応しましょう。そして、今後再びむし歯や 歯周病を発生させず、1本も歯を失わないように、ご家庭での予防、クリニックで定 期的なメンテナンスは絶対に欠かしてはいけないと覚えておいて下さい。              

静かに進行する沈黙の病気

先週、歯ぐきが腫れて痛くて参ったよ。歯医者の予約、夕方に入れてあったんだけど 平気になってきたぞ?キャンセルしちゃお。 ”痛い時は「先生、今すぐお助けをー!」って感じ。でも、前もそうだったけど、何日かすると 治るんだ。膿が出たからかな。自分って自己治癒力高い?「あ、〇〇です。すいませーんキャ ンセルで」” どうやらその症状は歯周病ですね。疲れたときなんかに、一時的に歯ぐきが腫れて痛むんでしょ う?で、放っておくと症状が治まる。何度か繰り返しているようだし、このままではまずいな あ。 歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれているの、知ってます??まったく痛みがないままゆっくりと炎症が進んで、歯を支える骨が破壊され、ついには歯を失ってしまうという困った病気なんです。 とはいってもまったく症状がないわけではない。歯ぐきから血が出たり、歯ぐきが浮くような 感覚があったり。でも痛まないから放っておく人が多いんだよね。で、もっと進んじゃうと、 からだの抵抗力が落ちたときなんかに、ワッと急性の症状が出るんだ。歯ぐきが腫れたり、膿 が出たり、痛んでとてもつらい。 だけど、からだに抵抗力が戻ってくると、急性の炎症は治まって痛みも引っ込んでしまう。一 見治ったように見えるけど、これは残念ながらそうではない。歯周ポケットのなかで炎症を起 こしている歯周病菌を徹底的に減らさない限り火元は消えないし、歯を支える骨はジワジワと 破壊され続けてしまう。だから、その予約をキャンセルしないで、どの程度の症状なのか、ぜ ひ診せてください。 治療方法は、手間と根気はいるけど非常に明確。ポケットのなかや歯の根についた細菌の巣 「プラーク」(歯垢)を取り除き、歯周病菌を減らして炎症を止める。スケーリングやルート プレーニングという外側からの掃除で治療するのですが、あまりに深くプラークが入り込んで 外側から掃除しきれないときは、歯ぐきを切開し、すみずみまできれいにします。 これらは細菌を減らすのが目的だから、じつは患者さんの歯みがきも立派な治療なんです。で も、深い歯周ポケットの奥に歯ブラシは届かないし、プラークが石灰化した硬い歯石は自分 じゃ取れないのです。そこで、われわれの腕が必要となるわけ。 ただ、治療には限界がある。重度だと手の施しようのないこともあるので、手遅れにならない うちに治療をはじめましょう! ”そのキャンセル待った!!このまま痛みや腫れを放っておくとついには歯が抜けちゃいます よ。http://cyber-digital.jp/dental-flash/ h/