80才になってもリンゴを丸かじりする方法その5 すべては予防ありきです。

治療の終わりは予防の始まりである 最後に予防についてお話しさせていただきます。 以前のブログでも触れていますが、歯の寿命を向上させるためには、患者さん側の意識の変化も必要とされています。「歯が痛い・腫れた・グラグラする」といったお口の中での困り事が発生してから、『修理工場として』歯科医院を受診していたのでは、手遅れのケースも多々あるでしょう。 また、手遅れにならないために治療の必要な箇所があったとしても「今は痛くないので治療は痛くなってからでもいいです。とりあえずこのままにして、そのうち歯が抜けたら入れ歯にしてください。」という意見が、実は少なくありません。あまりにも入れ歯になることを軽視しすぎています。 天然の歯と比較したら30%以下の咀嚼効果なのです。つまり思った以上に噛めなくなり、後悔が大きくなるばかりです。そして髪の毛1本口に入っても気持ち悪いのに、プラスチックの塊が、お口に装着されたとしたら・・・大変なストレスですよね。 何故歯科でも早期発見、早期治療が必要なのでしょうか?   🐟削って詰める被せることの限界 ここでは虫歯に焦点を当ててお話ししていきます。 虫歯は削ってつめる、削ってかぶせるといった治療が基本ですが、この削るという行為自体、歯の寿命を縮めています。削って詰め物をした箇所に虫歯が再発する確率は、5年で50%というデータがあります。そして再び虫歯が認められると、今度は「神経をとる」という治療に多くは発展してしまいます。しかしこのとき歯は神経を失うばかりか、血管も一緒に失うので、歯に水分や栄養が行き渡らなくなります。その結果更に寿命が縮んでしまうのです。当たり前のことですが、歯はできるだけ治療の介入をせず、天然の状態のままが一番長く良好な状態を維持できるのです。 🐟歯科医院をメインテナンスする場所にしよう しかし、不幸にも治療の必要性が発生したとします。虫歯も含め前章までお話しした治療を完了し、お口の中の環境が改善されたとしても、そこですべて終了したわけではありません。実はここからが始まりです。 治療完了後長期的に良好な状態を保つためには、定期的なメインテナンスは欠かせません。車に例えるならば、どんな高級車といえども、オイル交換をせず、車検やリコールを無視して乗り続けていたら、車は動かなくなるでしょう。お口の中も同様に、歯石取りやお口にチェックを行い、お口の環境を整備することが大切です。 歯科医院を、治療する場所からメインテナンス機関として利用してください。これからは10年から20年を想定し、治療からメインテナンスまでのプランを立案しましょう。 プラン立案はスポーツでいえば作戦です。無策では、勝利はありえません。患者さんと医療機関が二人三脚となって、長期的にお付き合いすることが、今後の歯科医療において理想的といえます。 http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/