③お子さんの歯が虫歯になりやすいのは、歯の溝がとても深いから!
お子さんの乳歯及び永久歯の奥歯は咬む面の溝がとても深く、虫歯菌が好んで付着し、歯を溶
かしていきます。成人になり年齢が進むにつれて歯は摩耗し、溝は浅くなるのですが、低年齢
のうちはその溝を基点に虫歯が発生するので、衛生士による定期クリーニング後、専用のコー
ティング剤(シーラント)やフッ素塗布が必要となってきます。ただし、必ずしもそのような
処置が必要かどうかは担当歯科医が、判断いたします。お口の中の状況や年齢等を考慮してご
提案させていただきます。
④お子さんの歯が虫歯になりやすいのは甘い食べ物・飲み物が大好きだから!
甘い飲食物は、どのお子さんも大好きです。グミ、ハイチュー、ガム、チョコレート、コー
ラ、サイダー、オレンジジュース、スポーツ飲料水あげればきりがありません。しかし、これ
らの甘い飲食物は虫歯菌も大好きです。虫歯菌は糖や炭水化物を「エサ」にして酸を分泌し、
虫歯をつくります。そのため、お子さんが虫歯にかかるリスクが高いのは当然の結果なので
す。ぜひ定期検診やクリーニングを受け、更に食事指導も受けると良いでしょう。
先程の磨き残しとはつまり「虫歯菌の塊」をとり残したということです。磨き残し率が高けれ
ば高い程、糖や炭水化物の摂取をコントロールしなければなりません。そこで、よく摂取する
飲食物のパッケージを見て下さい。もしコーラのパッケージに炭水化物33gと表記してあれ
ば、それを3.3で割り算して下さい。
角砂糖1個3.3gなので、コーラは33g÷3.3=10
つまり、角砂糖が10個入った砂糖水を飲んでいることとなります。このような角度で飲食物
を見る習慣をつけて下さい。
以上、このような現実からお子さんの歯を守るには2ヶ月に1回の検診(クリーニング)と
フッ素塗布を必要としています。
成人になるまで続けると、将来虫歯になりづらい体質の大人へと成長していきます。(もちろ
ん成人になっても検診は続けて下さい)
ぜひ、親子で検診の予約を取りましょう。
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