投稿者「yokohama_dc」のアーカイブ

歯医者は保険銀歯を自分の口にも入れるのか?(その4)

保険の銀歯の場合、長持ちしづらいという欠点があります。どうしても精度に限界があるために、外れやすくなってしまうのです。そうすると、せっかく治療したのに、また歯科医院に通わなくてはいけなくなってしまいます。 こては銀歯だけに限りません。前歯にかぶせる硬質レジン前装冠というプラスチックでできたかぶせ物は、保険で白い歯を入れることが可能です。しかし、強度が弱いので、欠けたり剥がれ落ちることがとても多いのもデメリットです。欠けてしまうと、前歯なだけに見た目が非常に気になります。 しかも白い状態は長持ちしません。入れた直後は白くてきれいに見えます。 しかし、プラスチックを使用しているため、すぐに黄色や茶色に変色してきてしまうのです。 前歯が不自然に変色している方を見たことがあるかもしれませんが、多くの場合がこのプラスチックのかぶせ物を入れている方です。 このような理由で、一度治療してからなるべく長持ちしてほしいという方にも、やはり保険診療のかぶせ物は限界があると認識してください。 ③見た目についてのポイント 銀歯は奥歯だと自分では意外に気にならない物ですが、人から見ると結構目立つ物です。ちなみに、日本人ではほとんどの方が、前から5番目の歯までは笑った時に相手に見えます。 また、下の歯ですと食事の時に口を開けたときに、奥歯の銀歯は意外と目立ちます。笑った時に銀色の歯が見えてしまうと、どうしても笑顔に自信がなくなってしまう方が多いようです。 そして、笑顔に自身がなくなるので、笑顔が自然と減っていってしまうのです。逆に奥歯の上のは歯あまり目立たないので、健康面や耐久性を一切考えないということであれば、保険でいいのかもしれません(本来は、最も身体に優しいゴールドがお薦めですが。) 口元の美しさというのは、顔全体の印象に大きく影響を及ぼします。 これは矯正治療にも言えることですが、口元を美しく保つ方が、高額な費用をかけて美容整形をするよりも、よほど自然な美しさが実現できます。 とある国民的アイドルグループを生み出した、超有名プロデューサーであるTさんの講演会で聞いた話です。 芸能界に入ってきた女性に彼が最初に言うのは「歯を治してきなさい」ということらしいのです。それだけ、歯が他人に与える印象は大きいと言うことですね。 私たち歯科医師は、多くの患者さんが銀歯や変色した歯から、きれいな白い歯にすることで、表現の印象が大きく変わる方を数多く見てきています。そして、とても素敵な笑顔をされるようになるのです。 また、最近では男性も見た目に気を配る方が多くなっています。特に、接客業、サービス業、営業職の方など人と接触するお仕事の方は「お客さんへの印象が気になるので」という方が増えています。 確かに口元がキレイな男性の方が清潔感があり、仕事ができそうなイメージがありますよね。このように老若男女問わず、見た目も考えて選ぶことは大切です。 ④『精神的ストレス』についてのポイント 口元が気になると、笑顔が徐々に少なくなります。そして、笑顔が少なくなることで少しずつ内向的になってしまう方が多いようです。 つまり、歯が原因で大きなストレスを抱えてしまうということです。 また、見た目以外にも、精神的なストレスを感じる場面があります。例えば、下の奥歯のほとんどが銀歯の患者様がおっしゃっていた話があります。 「銀歯が多いので、金属のスプーンを使うと、鉄の味がしたり、当たった時にキーンとした嫌な感じが辛いんですよね。」 これは、金属と金属が当たることによる現象ですが、銀歯を入れている方からよく聞く悩みです。 この患者様の場合には、外食や、旅行をする際にはいつも木でできたスプーンやフォークを持ち歩いているそうです。とても不便ですし、ストレスが溜まるとおっしゃっていました。 (歯医者は保険の銀歯を自分の口にも入れるのか?その5へ続く)    

歯医者は保険銀歯を自分の口にも入れるのか?(その3)

保険の銀歯には、金パラという金属材料を使用しています。金パラの成分は、金12%パラジウム20%、銀50%、銅15%、他3%の銀合金でできています。 これは、約40年も前に厚生労働省が決めた金属の比率で合成されているのですが、実は生体に安全な比率を考えて作られてはいないのです。 歯科医師の立場から率直に言うと、『確実に安全』よは言えません。 特にパラジウムと銅は金属アレルギーを起こしやすく、アメリカ・ヨーロッパ歯科医院ではしようされていません。 ※先進国でこの銀歯を使用している国は、日本しかありません。 私の友人で、前から4番目の歯に銀歯が入っている人がいます。彼がヨーロッパへ旅行に行った時に、こんな風に聞かれたそうです。「その歯はピアスか?」と何度か現地の人に聞かれたと言っていました。それだけ、日本の銀歯は、海外では一般的ではなく、奇妙に感じたのでしょう。国でこの銀歯を使用している国は、日本しかありません。 そして、金合金は、金、白金、パラジウムなどの貴金属が75%以上含まれていないと、科学的に安定せず、お口の中で溶け出します。 これは、とくに金属アレルギーの方には影響が怖い部分です。 ある日突然詰めものが取れ、裏を見ると真っ黒。「これ・・・大丈夫なの?」とビックリされた方も多いかもしれません。 しかも、金属が錆びて溶けてしまったところは、歯と銀歯の間に隙間が生じてしまいます。 ただでさえ精度が甘いにもかかわらず、溶け出してしまうことで更に虫歯になりやすくなってしまうのです。 もちろん、保険の物を入れても、すぐに虫歯が再発したり、病気になったりするわけではありません。定期検診に通うことで、ある程度は虫歯の早期発見も可能です。 ●健康な歯への負担 保険の銀歯は、非常に固い素材でできています。そのため、その方の噛み合わせやお口の状態、歯ぎしりなどの癖にもよるのですが、噛み合わせの(反対側の)県こおうな歯を傷めやすくなる場合があります。 また、銀歯では噛み合わせの圧力も強くなってしまうので、骨の根っこが弱ってくることもあります。すると、歯がグラグラしてきたり、歯周病になりやすかったりします。 特に食いしばる癖や、歯ぎしりをされる方(自覚できないと思いますが)は、保険の金属hは硬すぎて歯にダメージを与えてしまいます。ハイブリッドセラミックやゴールドクラウンが良いようです。 一般の方には馴染みがないかもしれませんが、歯の咬み合わせはお口全体の歯の寿命に大きく関係してきます。噛み合わせが悪いと、健康な歯も含めてお口全体が徐々に崩壊していくのです。 歯科医師でも、歯科医療を勉強している歯科医師ほど咬み合わせの重要性に気がつき、全体のバランスを考えながら治療を行うのです。 また噛み合わせが悪いと、歯の基本的な機能である咀嚼にも問題が出てきます。うまく噛むことができずに、消化も悪くなり、結果身体にも負担がかかります。 以上のように、かぶせ物の選択はその時治療をする一本の歯だけでなく、健康な歯や身体にも影響があるということをお分かり頂けるのではないでしょうか。 ご自身の健康を重視されるならば、見た目の問題だけでなく健康面でのリスクをしっかりと把握してから、かぶせ物を選択することがとても大切なのです。   歯医者は保険の銀歯を自分の口も入れるのか?(その4)へ続く  

歯医者は保険の銀歯を自分の口にも入れるのか (その2)

■一般の方が知らない保険診療のリスクとは? かぶせ物・詰め物には様々な種類があります。治療部位や現在のお口の状態によって、適した治療方法も変わります。そして、どの治療を選ぶかの選択が、将来のお口全体の健康や、全身の健康に影響を及ぼします。 しかし当然ですが、歯科知識がない一般の方は、どの治療法を選んだら良いのか『基準』が分かりません。 そこで、当院ではお口の状態を踏まえてアドバイスを行った上で、患者様には、次の4つのポイントで考えていただくことをお勧めしています。 ①健康面 ②耐久性 ③見た目 ④精神的ストレス 以上の4つの基準メリット・デメリットを簡単に解説したいと思います。 ①『健康面』についてのポイント 「国の保険が適用されるくらいだから、身体に害はないでしょ?」 「別に、見た目が銀色になるだけでしょ?」 そう思っている方が非常に多いのですが、実は保険診療が適用される『銀歯』というのは、健康面に対して数多くのマイナス面があるようです。 ●虫歯の再発リスクが高まる理由とは? まず一つ目に、虫歯の再発リスクです。 実は、自費診療のかぶせ物に比べて、保険の銀歯を使った場合には、同じ部位や隣接する歯が再び虫歯になる可能性が格段に高まります。 保険の銀歯を入れると5年以内に73%の確率で虫歯が再発するという研究(北海道大学・森田教授)まで発表されているほどです。 なぜ、せっかく治した虫歯が再発してしまうのでしょうか。 それは、銀歯の場合には素材により、どうしても精度に限界があるため、歯とかぶせ物の間に段差ができたり、わずかな隙間が空いてしまったりするようです。 また、かぶせ物や詰め物は、セメントをいう接着剤のようなもので接合させます。 しかし、そもそも金属との相性があまり良くなく、セメント自体が溶けてしまったりすることで、隙間が空いてしまうのです。 そして、その隙間に汚れや菌が入り込み、見えないところで虫歯が進行してしまうのです。 かぶせ物や詰め物を外すと、その下で虫歯が進行していたというケースが、非常に多いのです。 歯医者の業界で働いている人間からすると当たり前になってしまいますが、毎日のように、銀歯の下が虫歯になってしまっている患者様が来院されます。 つまり、ある一定期間が経過すると、銀歯ややりかえが必要になるケースが大変多く目立ちます。 しかも、かぶせ物がかぶっていると目視で確認できないので、痛みが出るまで虫歯になっていることになかなか 気がつきません。 そのため、痛くなってから歯科医院に来院することになります。 痛みが出ていると言うことは、かなり進行してしまっているので、神経を抜かなくてはいけなかったり、抜歯しなくてはいけない状態になることが多いのです。 この自費診療と保険診療の違いは、オーダーメイドの服と既製品の違いと考えていただけると分かりやすいかもしれません。 オーダーメイドの服は、あなたの腕の長さ、胸囲、腰回りなどを測って、あなたにぴったりのサイズで作ります。そのため、心地よいフィット感が生まれます。 しかし、既製品の服ですと、袖の長さは合うけれどウエストはきつい…..といったように、自分の体型になかなかフィットしません。 同じように、あなたの歯にフィットするかしないかの違いがあるのです。 また、服は使う生地(素材)あが良いと心地も良く、長持ちします。しかし、良い生地だとそれだけ値段も高くなります。かぶせ物の自費とほけんも、素材の違いが室と価格の違いを生んでいるのです。 特に自費診療の中でも、セラミックやゴールド(金属)は、銀歯よりも歯と身体に優しい、かつ自分にフィットしやすい良い素材です。当然、保険診療よりも価格が高くなりますが、その分、見た目だけでなく、特に健康面でのメリットが大きくなります。 (歯医者は保険の銀歯を自分の口にも入れるのか その3へ続く) 横浜歯科クリニック  石川洋史  

歯科医は自分の口にも保険の銀歯を入れるのか?(自費診療と保険外診療の違い)

このブログは私が診療室の中で経験してきたことをまとめたレポートです。 「かぶせ物?白いだけなら別に保険でいいや」 「前歯は保険でも白くできるでしょ。じゃあ、保険にします。」 「芸能人でもないし、そんなキレイな歯じゃなくてもいいわ」 確かに歯を白くするだけであれば。高い費用をかけてまで治療をしようとは思わない方も多いで しょう。実際に、日本ではまだ多くの方が保険治療を選択されています。 自費診療と保険診療には、歯を大切にされるほど重要視する、数多くの違いがあります。 それだけでなく、保険診療には一般の方が知らない多くの危険が潜んでいるのです。 しかし、これらのことを知ったうえで治療を開始するケースは少ないようです。 つまり、これまでほとんどの歯科医院が患者様に対して正しい情報を伝えてこなかったということ です。又、歯科医側も情報提供したつもりでも実際は、患者様にほとんど伝わっていない場合も多 いでしょう。その結果、患者様はかぶせ物や詰め物に対しての知識が全くないままに治療を受けて しまっているのです。 『診療が忙しくて説明する時間がない』 『高い物を勧められたと、変な評価がたったら嫌だ』 実際に知り合いの歯科医師に聞いてみても、これらの理由がほとんどです。   ただ、正直に申しますと、私も歯科医師になって間もない頃には同様に思っていた時期もありまし た。 しかし、それだは「患者様の真の健康、豊かな人生を実現することができない。」 「かぶせ物のプロとして、情報提供をしなくてはならない」と思うようになったのです。 そして、最新の歯科医療技術を学ぶほど、歯を守るためには、かぶせ物の精度、材質、噛み合わせ のバランスが重要であることがわかってきたのです。 (噛み合わせまで含めた治療になると、歯科医師にとっても非常に難易度が高い領域なのですが、 歯を守るためには必須であると確信し、当院では噛み合わせまでこだわっています。 そして、学べば学ぶほど、患者様が正しい知識を持たず治療方法を選択せざるを得ない状況では (もしくは、歯科医師から言われるがまま治療を受ける状況では)、患者様がご自身が望む、本当 の健康の実現へ貢献することができないと考えるようになりました。 ですので、このブログを通じて皆様に歯科医師である私の立場から考える「かぶせ物・詰め物の正 しい知識」をお伝えしたいと思います。診療中には説明しきれない部分をこのブログでお伝えした いのです。 しかしそれは、高価なかぶせ物をみなさまにオススメするためではありません。 私は、一人でも多くの方に正しい知識をっもっていただき、ご自身が望む将来を考え、選択してい きたいのです。 お口に入れる『かぶせ物や詰め物』は、将来のお口の健康状況に大きく影響します。あなたの歯の 状態に適した物を選ばなくては、歯の寿命を短くしてしまったり、体に対して害がです可能性まで あります。 ですので、かぶせ物・詰め物を選ぶと言うことは、ご自身で将来の状態を選択することといっても 大袈裟ではないくらい重要なことなのです。 このブログは「とにかく、安ければ良い」という方には、無駄なお時間を使わせてしまうかもしれ ません。もしあまり興味がなさそうであれば、申し訳ないのでここでページを閉じていただいても 結構です、ただ、保険診療を受けると決めている方でも、知っているだけで役立つ情報だと考えています。 診療室の中で全ての情報をお伝えするには当然無理があります。物理的限界があります。ぜひ、 このブログを読んで正しい知識を身につけ、ご自身にあった治療法を選択してください。 特に、本気で健康で豊かな人生を求めている方にとっては、非常に大切な情報が書かれています。 そんな方はぜひこのまま読み進めてください。 あなたのお口の真の健康と、最高の笑顔を実現する手助けになれば幸いです。 (歯医者は保険の銀歯を自分の口にも入れるのかその2 へ続く) 横浜歯科クリニック 院長 石川洋史    

ノンシュガーのドリンクも実は危険がいっぱいです。

歯にも、からだにもいいから運転中はノンシュガーゼロカロリーコーラ。ある患者様がこんなことを言ってました。 「ノンシュガーゼロカロリーコーラ、最高だねえ。仕事中はずっとこれ。信号で止まるごとにひと口ね。 わたし、昔から歯が悪いんで、これまで砂糖が歯によくないと思って、飲むの我慢してたんで すよ。ノンシュガーなら歯にいいし、ダイエットにもね。飲めば飲むほどからだにいいってん だから、うれしくなっちゃうよね。」 タクシードライバーのみなさん、お仕事お疲れさまです。運転中は緊張の連続。お客さんへの 気配りも大事で気の抜けないお仕事ですもの。大好きなコーラでも飲んで、スッキリ爽快な気 分で運転していただきたいな、って私も思います。 嗜好品って、本当に大切ですよね。私たちがこころ豊かにほがらかに生きていくために、とっ ても重要なものですよ。こればっかりは理屈抜きです。 「からだいいい」というノンシュガーゼロカロリーコーラ。糖の摂り過ぎが気になる健康志向のかたに大人 気です。砂糖が入ってないから、むし歯菌のエサになる心配もない。そこもすごくいいです ね。 ただ、歯科医師の立場からは、ひとつ気になることがあります。それは歯の「酸蝕症」なんで す。 酸蝕症というのは、酸性度の強い(酸っぱい)飲み物や食べ物を過剰に食べたときに、その酸 に触れた歯が溶けてしまう、という病気なんです。エナメル質が薄くなる分、歯が弱くなっ て、むし歯にもなりやすくなります。 ふつうの飲食のなかで摂る酸なら、唾液が洗い流して修繕してくれますから心配いりません。 でも酸性の強いものを習慣的に長時間飲食していると、唾液の働きが追いつかなくて、歯が溶 けてしまうんです。 いちばん気になるのは、信号ごとにチョビチョビ飲んでいるってこと。ゼロカロリーとはいえ コーラですから、けっこう酸性度が高いんです。だから、運転手さんの歯は、毎日長い時間、 酸を浴び続けているんじゃないかなあ、って心配です。そして糖質の含有量のチェックは 欠かさないで下さい。ノンシュガーとは言え糖質がゼロとは限りません。糖質を虫歯菌は餌にし て、酸を排出し歯を溶かすからです。 ただ、私だって歯に悪いと知りつつ、甘いものをちょっと食べてホッと一息してますもの。 コーラの気分転換が安全運転の源になっているのかもしれませんよね。 そこで、飲み方を変えたらいかがでしょう。休憩のときに冷えたのをグーッと一気に飲んで、 スキーッと気分転換するんです。こうすると、歯が酸に触れる時間を短くできます。上手に飲 んで、歯を守りつつリフレッシュを楽しんでくださいね。 「ノンシュガー、ゼロカロリーの飲みものも、長時間のチョビチョビ飲みは、「酸蝕症」の原 因になるかもしれません。 飲むなら休憩のときにグーッ!と飲んで一気にスッキリ爽やかになっちゃってください!」 http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/

治療した歯の運命は悲劇です。

〇銀歯にしてしまえば一生むし歯にならないの?                          むし歯になってしまうと治療して被せ物(銀歯)や詰め物(プラスチック)を行います。 「銀歯にしてしまえば、一生むし歯にかからなくてすむのか?」とよく聞かれますが、 答えはNOです。 実はそれらは一生使えるものではありません。むしろ削ってない天然の真っさらな状態の歯と比べ ると銀歯やプラスチックの詰め物は圧倒的に歯の寿命は短くなります。 せっかく治療した詰め物(プラスチック)や被せ物(銀歯)は、残念ながら寿命があります。 あくまでも平均値ですが、プラスチックの詰め物で5.2年、銀の詰め物で5.4年、銀の被せ物で7.1 、銀のブリッジ(連結された銀歯)で8.0年です。 もちろんこれはあくまでも平均値です。 お口の中の状態や、定期検診、定期クリーニング等の受診の状態、歯ブラシの状態によって変わり ます。 これより早く取れたり、壊れたりする場合もあれば、何十年と問題なく使っている人もいます。 ではなぜ治療した歯ほど寿命が短いのでしょうか? 実は保険で認められている金属はあまり良い材質ではありません。 保険適用の財源の問題で、「最高級のものでなく、最低限度のもの」という考え方がベースとなっ てしまっているからです。 使っているうちに錆びてしまい金属アレルギーも引き起こすこともあります。   どんなに精度の高い銀歯を作製したとしても、ミクロの世界で歯と被せ物や詰め物の間に隙間がで きてしまいます。 そこに、むし歯菌(ミュータンス菌やラクトバチラス菌)が入り込み、二次的にむし歯の再発が繰り返 されています。 そして再治療となると更に被害が拡大され、おおよそ神経を取る治療へと発展していきます。 神経を失った歯は歯に対して水分と栄養が行き届かなくなり、花で例えるとドライフラワーのよう になってしまいます。 つまり簡単に歯が割れてしまい抜かざるえない状況 へと追い込まれて行きます。 神経の無い歯は、神経のある歯に比べ寿命は12以下となってしまうのが現状です。 当然歯を抜いてしまえば、次に行う処置はブリッジです。これは抜いた歯の前後(もしくは左右) の歯を銀歯にして34本連結した被せ物のことです。 結局これも、平均8.0年くらいで、むし歯を再発させ再治療が行われています。 当然再治療時は前述と同様に被害は更に拡大され、歯の神経を取る治療となり、いずれその歯は割 れてしまいます。割れた歯は抜くこととなります。 ブリッジの次に行われる治療は部分入れ歯の作製です。部分入れ歯とは、針金のような金具を引っ かけて、入れ歯を支えているわけですが、この金具を引っかけている歯が数年後にグラグラして抜 けていってしまうケースが大変多いのです。 これは、当然の原理で入れ歯に加わる咬んだ時の顎の筋力が、金具がかかっている歯に集中しすぎ てしまい、力に歯が負けて抜けてしまいます。 そうすると、次に行う処置は新しい入れ歯の作製です。しかし、基本的な入れ歯の構造は変わるわ けではないので、新たな歯に金具を引っかけるわけですが、この歯もいずれ抜けてしまいます。 この処置を繰り返し行っていくうちに総入れ歯へと発展していくケースが圧倒的に多いです。   こうした歯の喪失と同時に、平均寿命より健康寿命が短くなってしまうのが現代の日本人です。 もうお気づきいただけたでしょうか?総入れ歯の入り口は、ごく小さなむし歯の発生が原因である ことも多いのです。 最初に発生した1本目のむし歯から、負の連鎖が始まり総入れ歯へと連動していく可能性があることを 覚えておいて下さい。 〇歯を失う負の連鎖を断ち切ろう すでにむし歯が発生してしまっている人、もしくは多数の銀歯や入れ歯が入っている人でも悲観しな いで下さい。 そのような方でも長期的に良好な状態を保っているケースもあるのです。 ポイントはご家庭でのお手入れ(ケア)と定期クリーニングの実行です。 どちらも別紙で詳しく解説してありますのでぜひ参照して下さい。  まずやらなければいけないことを簡単にまとめますと、 ①お口全体の検査をしましょう。 ②歯に付着している毒素(歯石)を根こそぎはがしとりましょう。 ③必要があればむし歯の治療を受けましょう。 ④定期的なクリーニング(メンテナンス)を受けましょう。 まずは、①~④を実践することです。そして今むし歯がないのであれば、1本目のむし歯をつくらないこ と、そしてできるだけ早期(若いうち)に①~④を実行し、お口の健康を守っていきましょう。 http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/      

歯ぐきの退縮はなんで起こるの?

最近歯ぐきが痩せて歯が長くなった。 歯のつけ根がむき出しで冷たいものにしみる 歯のつけ根がえぐれてきて心配 こんな悩みを年配の方からよく聞きます。 年齢を重ねると、歯ぐきが痩せるってよくありますよね。ブラッシングをていねいにしている方で も、年齢を重ねると、いくらかは歯ぐきが下がってくるものです。歯周病などの病的な問題がなく ても.。 ブラッシングは、歯や歯ぐきをこすって刺激しますので、毎日朝晩何十年も続けていれば、その 影響が多少は出ざるをえないんです。歯が健康そのものでも起こりうることで、私なんかもけっこ う下がってます。 加齢による口もとの見た目の悩みは、人生50年の時代には起こりえなかったでしょうね。人生 80年になった今だからこそその悩みだと思います。いや、最近は、人生100年、80年は通過点、な んていう考え方も出てきましたね。歯ぐきの痩せ、歯の摩耗、ヒビ、欠け、歯も黄色っぽくなるほ ど、若い頃には思いもしなかった変化が起きてくるんです。でも、これはある意味、自然なことで す。 患者さんは、この変化にあるとき気付いて「あっ、たいへん!」「どうしよう!」とショックを 受けることがあるのですけれど、考えてみてください、前歯や第一大臼歯なんて、何年もお使いだ と思います?「6~7歳からですよ」ってお話しすると、みなさん「なるほど」と納得してくださ います。6歳から毎日使っているものなんて、身の回りにそうそうありませんものね。 定期受診で歯を大事になさってきただけあって、ご自分の歯がたくさん残っているのでしょう? だからこそ、歯の色の変化にも気づいておられる。素晴らしいじありませんか。 こういうとき、ご自分の歯であればとても有利なことがあるんですよ。ホワイトニングで、削ら なくても見違えるほど歯をきれいにする治療を受けることも可能です。だから「歳取っちゃった」 なんてナガティブに捉える必要なんて、まったくないですよ。 歯は、歳とともに変化します。だからこそ、定期的に歯科医院で診てもらって、小さいうちに治 療してもらえばいいし、いくつになってもホワイトニングや歯並びの矯正治療にチャレンジだって ありです。これからも歯を大切にして、人生前向きにいきましょう! 「歯ぐきがいくらか退縮したり、歯が黄色くなったりするのはどんな人にもいつか起きる自然な変 化です。健康な歯が残っていて、よく噛め、よく話し笑える、素晴らしいことではありませんか。 お望みなら歯を白くしたり、歯並びをよくしたり、いくつになってもそんなチャレンジがかのうで すよ!」 yber-digital.jp/dental-flash/01kinou/kinou_tokutyou.html    

デンタルリンスで歯ブラシは不要になるのか?

“歯みがき?朝は忙しいのでそんな時間はないよ デンタルリンスでブクブクうがい。これって楽だけどどうなんですか? うーん。たしかに、デンタルリンスは殺菌成分入りの製品が多いです。ですから、むし歯予防 に一定の効果はありますよ。でも「うがいだけで十分か」というと、話が違ってきます。なに しろ、むし歯の巣であるプラークは歯にベタベタと引っ付いてますからね。 口のなかには、膨大な数の細菌がいます。それが集まって作る巣がプラーク。これを放置する と、バイオフィルムという丈夫な膜ができ、ヌクヌクと守られてむし歯菌はどんどん増殖しま す。膜のなかに排泄物である酸をたっぷり出して、歯を溶かしてしまうわけです。 殺菌成分配合のデンタルリンスですすぐと、口のなかにフワフワ漂っている細菌を殺す効果は あります。 しかも、ミントなどの香味でスッキリ感もあって気持ちがいい。でも、だからといって「歯み がきは必要ない」なんて思っちゃいけません。 デンタルリンスは、歯にこびりついたプラークやしつこいバイオフィルムには太刀打ちできな いんです。プラークやバイオフィルムっていうのは、排水溝につくネバネバ汚れの親戚です。 想像してみてください。排水溝の汚れを取るには、こすり取るか、あるいはかなり強力な洗剤 を使いますよね?デンタルリンスの殺菌成分は、人が安全に使える範囲の成分です。口に排水 溝用の洗剤を流し込んだら、それこそ粘膜はズル剥け。たいへんなことになっちゃいます。 ですから、プラークやバイオフィルムに棲むむし歯菌をデンタルリンスで根こそぎやっつける ことは、現状では無理があるわけです。 となると、プラークを落とすのにいちばん効果のある方法はやっぱり歯みがきです。歯につい た汚れを確実に落とすことができます。フロスやタフトブラシも使いたいところです。 が、忙しいビジネスマンではたいへんですかねえ。とにかく最低でも1日1回はしっかりとお 口の汚れを落としましょう。 日常的に「うがい」しかしていないのなら、口のなかはもしかして、あまり想像したくはあり ませんが・・・すでに、排水溝のなかみたいになっているのでは?!歯みがきもしましょう! ”歯にこびりつくプラークは、ベタベタした細菌のかたまり。排水溝のネバネバの親戚だから デンタルリンスだけじゃやっつけられません。 歯ブラシでていねいにこすり取りましょう!” http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/

歯ブラシは難しく考えないで!磨き方もバージョンアップ

”歯科医院によって歯のみがきかたって違いがあるのね。 久しぶりに、歯医者さんに行ったら。小刻みに震えるように毛先を動かしてみがくといいっ て、衛生士さんが言うの。歯ブラシをクルンクルンしてみがくのが正しいって、小学生のこと に習って以来ずーっとそうしていたのに。「正しいみがきかた」にも色々があるのね。ホント あてにならないわ。” 中高年のかたのおはなしです。若いかただったら、毛先を歯の根元に当てて細かく動かす「スクラビン グ法」を、歯医者さんや学校で教わって育ってきているかたが多いですね。 おっしゃるとおり、以前は「歯ぐきにブラシを当て、ローリング法といってホウキで掃くよう にクルンクルンと歯ブラシを回転させる方法でみがきましょう。」って教えてました。 私自身もすごーく熱心にしてました。歯ブラシは硬めをおすすめしていましたし、今と はぜんぜん違いますね。 でも, むし歯や歯周病について今ほど解明されていなかったこのころ、これが最前線の歯み がき法だったんです。 その後、歯科学の成果が少しずつ積み上がり、むし歯や歯周病の原因はほぼ解明されました。 「こうすれば予防できるじゃないか」とわかってからは、それまでの予防情報が大きく更新さ れました。もちろん歯みがき法もです。 歯ブラシの品質アップも素晴らしくてね。日本のメーカーさんってすごいでしょ?軟らかくて 歯ぐきにやさしく、でも汚れはしっかり取れる。こんな歯ブラシなら、歯ぐきの近くをスクラ ブしても歯ぐきが傷つきません。 当時、スクラビング法が推奨されていなかったのは、そのころの歯ブラシでは歯ぐきが痛くて できなかったせいもあるでしょう。基本的には「歯ブラシは毛先の柔らかいタイプ、もしくは ふつうタイプ」起用後、朝食後、昼食後、就寝前4回のブラッシングがおすすめです。 サイエンスって、どんどん進歩していきますよね。iPS細胞だって、10年前には想像もしな かった。それと同じように歯科のサイエンスもどんどん進歩しています。歯みがき情報も、よ り効果のあるものへと更新されているんですよ。 患者さんに早くお伝えしたくて、私たちも啓発キャンペーンや口腔衛生指導を頑張っています が、患者さんご自身も、クリーニングがてら歯科情報をゲットしに、定期的に歯科医院におい でください。知らずに損しちゃわないように。ぜひお願いしますね。 ”歯科のサイエンスの進歩とともに歯みがき情報も更新されてます。 ふだんから定期的に歯科医院に通ってお得な最新情報をゲットしてくださいね!”

歯が弱いは親からの遺伝?体質?ってホント

よく患者様にこんなことをおっしゃる方がいます。「親は二人とも早くから総入れ歯。私も歯周病がひどくって。歯周病はうちの家系は歯が弱いみたいです。 六十過ぎたら急に歯が悪くなっちゃって。将来私も総入れ歯かなー、どうせいつかは総入れ歯に どっちみちなるんですよね」 たしかに歯周病の場合、遺伝的なリスクも影響します。歯周病って歯周病菌による感染で す。だから、からだの抵抗力が強いか弱いとか、そういう遺伝レベルでの体質の影響っていうの はあるんです。それから、歯並びって遺伝するでしょ。歯並びが悪いと、歯みがき難しいから、 プラークが口のなかに残りやすいんです。 だけど、歯周病の原因って、やっぱり後天的な要素のほうが問題が大きいです。っていうのも、 たくさん歯周病菌持っている人といっしょに暮らしていると、歯周病菌による感染のリスクが高く なりますから。だから、たくさん歯周病菌を持つ親御さんと暮らしていたんで、きっとそれが娘さん にしっかりと受け継がれちゃうんです。旦那さんも感染しちゃってるんでしょうね。 じつは、歯周病菌の感染って、親子間もそうだけど、夫婦間も問題なんですよ。だから、ご両親 ともに歯が悪いっていうのも、なるほど、そうなんだろうなあ、って思っちゃいますね。 もう一つ問題なのが生活習慣。軟らかくて噛み応えのないものを好んで食べてみると(歯が悪い とますますそうなりがち)プラークがつきやすいんですよ。だから、家族の食事が全体的に軟らか めだと、家族中プラークがつきやすいお口になってくる。でもって、ブラッシングの習慣なんか も、家族ってみんな似てますでしょ。 それと、喫煙の問題もありますね。家族の誰かが吸ってると周りはタバコの煙を吸うでしょう。昔は あんまりタバコの煙を気にしなかったしね。そうすると家族みんな免疫が低下する。てことは、歯 周病になりやすくなりますよね。 まあだから、どうせ歯医者に通って治療するなら、ご両親みたいに仲良く総入れ歯にならないよ うに、ご夫婦で「私も治療するから、あなたもいっしょに通いましょうよ」って、誘ってみたらい いと思います。感染症なんだから、夫婦のどちらかが一人で治すより、いっしょに治すほうが合理的 だし効果も上がりやすい。ぜひご夫婦で歯医者さんにどうぞ。 ”歯周病って、遺伝よりも生活習慣や家族間の感染のほうがむしろ影響大! 家族そろって治療&予防をはじめましょう!” http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/