以下は私が日々の診療の中でもよく耳にする患者様のお悩みです。
「現在義歯を使用しているが上手く噛めない。」
「しゃべりづらい。特に”さ・し・す・せ・そ”が言いづらい。」
「食事が美味しくない。」
「義歯の間に食べカスが入り込んでしまう。しかも、外食時や人前だと洗浄できずにストレス。」
「友達や家族と旅行や外食へ行っても、同じ食事ができない。やわらかい食べ物しか口にできず、
恥ずかしかった。」
「友人の前で笑ったら入れ歯が外れて恥をかいた。」
「無意識のうちに天然の歯ばか噛む癖がついてしまい、天然の歯がグラグラしてきた。これ以上
歯が無くなってしまうと思うと不安で仕方ない。」
その結果
「自分の食べたい物が食べられず、食事の楽しみが無くなってしまった。」
「友人と旅行や食事をするのも不安になってしまい、面倒くさい。」
「人前で話すのも、口元に手を当てるのが習慣になってしまった。」
「天然の歯が更にグラグラしてきた。特に入れ歯を支えるために針金をかけている歯が抜けそう
で・・・、このままでは全部歯が無くなっていずれ総入れ歯、そんなの絶対嫌だ、どうしたらいい
の?」
このようなお悩みや不安を抱えている方が、当院にも毎日のように来院されます。

今回のブログには、あたなの歯の健康や寿命、更にあなたの抱えているストレスの解消や、生活の質
の向上にまで大きく関わる話が書かれています。多くの方に深く関わる、非常に重要なことである

にも関わらず、ほとんどの方が歯科治療について正しい情報がないばかりに、以下のような数々の
リスクを抱えてしまう可能性があります。
〇一生噛めずにストレスの多い人生、食べたい物が食べられない。
〇大きな声で笑えず、歌ったり人前で話をしたりするのに気を使ってしまい、人生が楽しくない。
〇入れ歯の針金(とめ金)がかかっている歯がグラグラして抜けてしまう。
〇入れ歯だと変な噛み癖がつき、自分の噛みやすいところばかりで噛んでしまう。その結果負担の
大きい歯がグラグラして抜けてしまう。
〇更に、この負の連鎖は止まらず、経年的に違う歯が順番にグラグラして抜けてしまい、歯を失う
本数は増え続け、入れ歯の領域が拡大していく。
〇更に、この負の連鎖の加速は増していき、総入れ歯に近づいてしまう。
また、ブリッジといって、歯の無い部分の両側の天然の歯を削って銀歯で連結する方法もありま
す。この方法だと、削られた天然歯の寿命が短くなってしまいます。だいたい7年~10年で虫歯が
出現し、再処置が必要とされています。やがてそのサイクルは短くなっていき、ついには失う必要
のない歯までも失ってしまうことになるのです。(次号へ続く)