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子どもの口臭の原因と予防法

うちの子から口臭!?子どもの口臭の原因と予防法 自分の子どもの口臭が気になったことはありますか?やや稀ではありますが、子どもでも口臭があ ります。 子どもの口臭の原因とは? もしも気になったら、親としてなんとかしてあげたい口臭。実は子どもならではのものもありま す。 対策を講じる前にまず原因を知りましょう。 歯みがきを行わない習慣を口呼吸によるお口の乾燥が大半です。 でも病気が原因の場合もあります。 口腔内の乾燥は、細菌からの感染を防ぐ扁桃(へんとう)の免疫機能を弱めて、お口の中に存在す る細菌の増殖を引き起こすことがあります。その細菌が作りだすガスのような物質が口臭を引き起 こす原因なのです。 また「アデノイド増殖症」という鼻の奥の突きあたりの部分にある咽頭扁桃(いんとうへんとう) =アデノイドが大きくなり過ぎる病気や、「アレルギー性鼻炎」も鼻をつまらせて口呼吸を習慣化 し、口臭を引き起こしてしまうことがあります。 これらは病院でしか診断できませんが、当てはまることはありましたか? お子さんの口臭の原因が分かれば、適切な対処で口臭を軽減し予防することができます。 口臭の予防と対策 まずは「歯みがき習慣」について。 基本的には毎食後、正しく歯をみがくことが大切です。お子さんが一人でみがけるようになって も、小学校低学年くらいまでは、しっかりみがけているか仕上げみがきでサポートしてあげましょ う。 また舌を清潔に保つことも口臭予防につながりますよ。 ・ガム方 文字通りガムを噛んで改善する方法です。 ガムの匂いで口臭を消すのではなく、噛むことで唾液の分泌をうながし口臭を防ぐ方法です。ただ しガムを噛めない幼児には適しません。 ・寝方 うつ伏せで寝ると鼻が塞がれ口呼吸になることがあるので、仰向け寝をさせましょう。 ・和食中心の食生活 和食は洋食に比べて食物繊維が多く、噛む回数が多くなります。 噛む回数が多いほど唾液分泌量が多くなるので、子どもたちになるべくたくさん噛んでもらうこと を目指しましょう。 原因に合った対策をしていけば、自然にお子さんの口臭が和らぎます。 お子さんの口臭の問題が消えれば、毎日明るく過ごせるでしょう。 口臭を防ぐ対策を継続することで、口腔内が清潔な状態に保たれますのでぜひ取り組んでみてくだ さい。

朝の口臭の原因とは?

気持ち良く目覚めるために。朝の口臭の原因とは? 朝目が覚めると口の中が苦味や酸味でいっぱいという人はいませんか?寝起き時は、特に口臭がひ ときわきつくなりますが、それにはちゃんと理由があるのです。口臭がきつくなる5つの原因につ いて紹介します。 主な原因とは 1.口の中で細菌が繁殖している 口臭の原因の1つとして、口腔内の細菌が関係しています。この細菌は食べカスや、はがれた口腔 粘膜などのタンパク質成分を分解してガス(揮発性硫黄化合物)を発生します。とくに寝ている間 は、通常の3倍の速さで菌が増殖すると言われていますので注意が必要です。 2.口の中が乾燥している 唾液の量が減れば細菌の増殖につながり、口臭の原因になります。唾液の働きについては別のブロ グで説明しますが、その働きの1つに歯の汚れを流し落とす作用があるからです。 就寝中は唾液の分泌量が減ると言われていますが、口腔内の乾燥は、口呼吸、寝る前のアルコール 摂取、ストレスなどからも生じます。 3.普段たばこを吸っている 普段タバコを吸っている人は、口腔内の粘膜や歯に常にヤニが張り付いている状態になります。こ のヤニは口臭の原因となります。また、ヤニに含まれるニコチンは歯周病をゆ誘発することにもな るので、更に口臭を悪化させます。 4.歯周病やむし歯を患っている 口臭の原因の80%が歯周病だといわれています。 また、むし歯があるとそこには細菌が溜まりやすくなり、口臭を悪化させる原因になります。 5.前日にニンニクなどを食べた 前日にニンニクなどの臭いの強い食材を食べていると朝の口臭はきつくなります。消化・吸収され た臭い成分が血液に運ばれ、肺で空気(息)と混ざるのが原因です。 気持ち良く目覚めるために 朝の口臭は、寝る前にしっかり歯をみがくだけでも改善されます。 1日のうちになかなか歯をみがく時間をとるのが難しい方も、できるなら寝る前の丁寧な歯みがき でその日の汚れをしっかり落とし、スッキリしたお口で気持ち良く就寝する習慣をつけましょう。 そして朝一番の歯みがきも口の中をすっきりさせますので、ぜひおすすめします。  

歯の詰め物が取れた時の対処法とは?

歯の詰め物が取れた時の対処法とは? 詰め物が取れたらまずは詰め物をなくさないでください。 できるだけ当院では、詰め物が取れた時に、迅速に対応するように心がけています。しかし患者様の都合で、すぐに来院できなかったり、旅先だったり、とても多いのがお正月にお餅を食べたら銀歯が取れたというケース 実に多いんですよ。そんなときは歯医者にすぐに来院できないと思います。 従って歯医者に行くまでの間どのようなことに注意をすればいいのか、「歯の詰め物が取れ た時の対処法」を全て解説します。 実はうっかり無くしてしまって、再作製になってしまう場合が40%位あります。 詰め物をなくさずに正しく保管さえしていれば再装着のみ、つまり通院1回で終了するケースがほとんどです。しかし保管の仕方が悪く無くしてしまったり、変形させてしまったっりして、再装着できないケースが案外多いので、ぜひ詰め物の管理も意識してください。 〇歯の詰め物が取れた時の注意点 取れた時詰めもには銀歯でしょうか?そもそも詰め物にはいくつか種類があります。プラスチックのものから、小さな銀歯、大きな銀歯、前歯に被せ物(昔で言う差し歯)など、様々です。 すぐに歯医者に連絡をしどうすれば良いか指示を電話で構わないので受けて下さい。 以下に示す内容が日々の診療で、私達が患者様にお願いする内容です。 その1 基本的にはお口の中に戻すのは止めましょう 取れた詰め物は無理にお口の中に戻してしまうと、かえって取れなくなってしまい、歯科医院 で、再装着できなくなってしまったりまた、浮いた状態で噛んでしまうと詰め物が変形したりする場合があります。 また、取れた詰め物を歯に戻すと食事中に間違って飲み込んでしまうこともあります。最も怖いのは寝ている間に飲み込んでしまう事です。食事中に飲み込んでしまった場合、ほとんどケースでは 胃から腸へ運ばれ、おおよそ3日ほどで排出されます。ただ小腸辺りで引っかかってしまう恐れもるのでやはり飲み込まない方が良いでしょう。 最も怖いのは就寝中に飲み込んでしまった場合です。胃ではなく気管支に入ってしまうと 窒息をおこしてしまう恐れがあるので危険です。特に 高齢者の方は気管に入りやすいので注意が必要です。 こうした理由から、取れた詰め物を無理に戻さない方がいいと覚えておいてください。 その2 取れた詰め物をアロンアルファでつけない 案外多いのは取れた時詰め物をアロンアルファで接着してしまう方。当医院の患者様でも年に数回いらっしゃるので すが、自分で詰め物を接着剤で付けてしまうと、クリニックで再装着できなくなってしまいま す。接着剤で付けてしまった詰め物を歯医者で取る時に は、詰め物を削り取らなくてはなりません。つまりもう1度作り直さなければいけなくなってしまいます。小さな銀歯だと最低3回くらいは通院の回数がかかってしまいます。そして銀歯を削り取るとき、麻酔が必要となる事も多く結局嫌な思いをしてしまう事が多いのです。 又、接着剤自体大変体に悪いので、絶対に取れた詰め物を接着剤で付けないようにしてください。 その3 テーブルや机の上に置いておかない。 このようにどこかに置いておくとほとんど無くしてしまいます。特に銀歯ですと大変小さいので 紛失するケースがほとんどです。また来院する際にポケットやお財布に入れておくのも、無くされる方が実に多いんですよ。できれば小さいタッパーやビニール袋(透明)に保管しておくのが 良いでしょう。 取れた詰め物は容器に入れ、診療の時に持っていくのがベストなのです。 〇 詰め物が取れてから歯医者に行くまでに注意しておくこと その4 詰め物が取れてしまった歯をベロでいじらない 詰め物が取れてしまった歯は案外尖っているものです。舌でいじるど歯冠破折や舌がきれてしまったりすることもあります。銀歯をすぐに歯科医院で装着できれば問題ないのですが、 そのような状況にない時はとにかく舌でいじらない事です。また奥歯の銀歯だと頬の粘膜が すりむけてしまうこともあるので、取れた側の歯で噛むのは止めましょう。 詰め物が取れた歯はできるだけいたわってあげて下さい。 その5 取れた歯で噛まない 詰め物が取れた歯で極力噛まないようにして下さい。特に硬いものは絶対に噛まないで下さい。 詰め物が取れてしまうと歯は脆くなり、歯にヒビが入ったり、割れることがあります。人間の食事中の咀嚼力は3~4キロです。しかし就寝時の歯ぎしりや食いしばり歯、その方の体重分ぐらいのストレスが歯に加わっています。自分は歯ぎしりしないから関係ないと思わないで下さい。 ある大学の研究ではほとんどの人間は一晩でトータル1時間30分は少なくても歯ぎしりしているというデータがあります。何十キロもの力が1時間30分歯に加わっているとしたらひとたまりもありません。もし歯が根っこの先端まで割れてしまったら、歯を抜いて入れ歯になってしまう方もいらっしゃいます。歯の割れ方によっては取り返しのつかないケースもあるのです。 その6 とくにアイスや冷たい飲み物などを口にするのは注意が必要 熱いコーヒーや冷たいビールなどまたはアイスなど温度差がある飲み物や食べ物は避けましょう。 詰め物が取れた部分は象牙質が露出している場合がほとんどで、痛みを感じやすくなっているのです。 ここで少し歯の構造を解説いたしましょう。歯は最外層にエナメル質、2層目に象牙質、その内側に神経があります。エナメル質は人間の体の中で最も硬く骨より硬いのです。そして温かいものや冷たいものなどの刺激を加えても、知覚を感じません。しかし象牙質には神経につながる細いトンネル(象牙細管)があり、この象牙細管が露出すると痛みを歯 の神経(歯髄)に伝えやすくなります。例えば銀歯が取れてしまったときは、ほとんど象牙質まで歯を削って作製しているので、象牙質は露出し痛みを感じることが多いでしょう。 詰め物が取れた歯の反対側で熱いもの、冷たいものを飲食するようにしましょう。 〇詰め物が取れて歯医者に行く時に知っていただきたいこと その7 歯医者に行くまで慌てなくても大丈夫すぐにむし歯は進行しない 詰め物が取れても歯医者に行くまで1,2週間程度ならむし歯は進行しません。 もちろん歯医者に行くのは早い方がいいのですが、むし歯は徐々に進む病気です。取れ てた直後にいきなり穴が開くようなことはありません。ただ数ヶ月前もの期間を放置してしまうと話は別です。おおよそ虫歯は 3ヶ月程度で穴が空き始めます。生えたての歯や神経が無い歯は、むし歯に対する抵抗力が低いため もっと早くむし歯が急速に進みます。またしかし一年以内に虫歯習慣では虫歯はできませんが 歯が動いてしまい、詰め物や被せ物が歯と合わなくなってしまい、再作製しなければ行けなくなる場合が多々あるため歯科医院の受診は早いほうが良いでしょう。 その8 取れた詰め物を容器に入れて治療の時に持っていく 取れた詰め物は容器に入れて治療の時に歯医者に持ってきていただきたいです。 取れた詰め物が金属の物でむし歯や変形、劣化がなければ調整し消毒してそのまま付けることができます。 もちろん取れてしまった当確する歯が、虫歯になっていないことが条件ですが比較的多くのケースで、取れてしまった銀歯は再び装着することが多いです。しかしその事実を知らず、捨ててしまったり、無くしてしまったりする方が案外多いですね。また歯科医院に受診する際にもう使えないと思い込んで持ってこない方も多いです。その時は予約を1回無駄にしてしまうことが大判のため、何はともあれ取れてしまった詰め物は必ず歯科医院に持って行きましょう。 〇万が一、詰め物を間違って飲み込んでしまった時の対処法 その9 取れた詰め物は飲み込んでも便と一緒に出てくる 取れた詰め物を食事中に飲んでしまってもたいてい2~3日で便と一緒に出てきます。取れた詰め物を食事中に取れて飲み込んでしまった場合繊維質が絡まり2,3日後には便と一緒に出てきます。詰め物の成分自体も体にすぐに悪い影響が出るわけではありません。できるだけ繊維性の食べ物を積極的に取り、腸の中で繊維と絡まると良いのです。しかしまれに腸の中で金属が動かなくなる方もいらっしゃいます。やはり飲み込んでしまったら3日以上待ちレントゲンで排出 されたか確認は必ずいたしましょう。   その10 取れた詰め物を飲み込んだ時に咳き込んだらレントゲンで確認 取れた詰め物を飲み込んだ後、咳きこんだり、喉に異物感が出た場合、気管(誤嚥)に入っている 可能性があります。 その場合は注意が必要です。やはり内科でレントゲン検査が必要です。ほとんどの場合は咳の勢い(咳反 射)で外に排出され食道に入りますが子どもや高齢者で咳反射が弱い方は気管に入りやすくなりま す。また、成人でも気管にスポッと落ちてしまう場合もあります。 内科ではレントゲン撮影を行い、どこに落ちたか確認の上、ファイバースコープを使って取り除き ます。喉に異物感を感じたらレントゲンで確認しましょう。 その11 詰め物が取れてから期間が経ってしまったらどうなるか 歯の詰め物が取れて1ヶ月経つと、初期むし歯が始まります。 本来歯の表面はエナメル質(体で1番硬い部分)に守られています。詰め物が取れた歯の表面は 1度治療で削られていて、エナメル質はありません。その代わりに詰め物で補っています。その詰め 物が取れるとエナメル質の下にある象牙質が直接、お口の中に露出しています。露出した柔らかい 象牙質はむし歯が進行しやすくなります。もともとむし歯がなければ大きく進行することはありません が、初期むし歯が始まっていますので、早期の治療をお勧めします。また前術のように2週間以上 取れてから経過すると、歯が移動してしまい結局再治療の必要性が出てしまいます。やはり 詰め物が取れてしまったら2週間以内の歯科医院の受診をお勧めいたします。 更に3ヶ月経つと歯に穴が空きはじめます。 詰め物が取れて3ヶ月経つとむし歯が大きく進行して、歯に穴が空いてきます。最初は表面が黒ずんできます。これは象牙質が脱灰といって歯の表面が溶けて、徐々に軟らかくなって行きます お口の中は食べ物を咀嚼していると酸の海たなり歯を溶か す条件が整い、象牙細管(象牙質から神経まで繋がっている細い管)からむし歯が進行して行きま す。細菌が神経まで入り痛みが出ると神経の処置が必要です。神経が無くなると再生する力を失い 寿命は15年程度に減少します。詰め物が取れて3ヶ月も経つとむし歯が進行するので、痛みなどの症状が出る前 に治療をしましょう。 更に半年経つと歯の頭が崩壊する。 詰め物が取れてから半年経つと歯の頭が欠けてきます。 むし歯は硬いエナメル質を溶かすには時間がかかります。詰め物が取れた歯は柔らかい象牙質が 最初から露出してます。そして象牙質の虫歯が進むスピードは思ったより速く、歯の崩壊が進むと神経を取らなければいけなくなります。しかし神経を取ってしまった歯はせいぜい15年くらいしか寿命がありません。なぜなら神経を取るという行為は、歯に水分や栄養が行かなくなるため、水を与えない植物のようになってしまいます。 つまりドライフラワーのようにもろくなってしまうと言うわけです。すなわち詰め物が取れたら 絶対に放置しせずなるベく早めに歯科医院で対処してもらいましょう。 まとめ 詰め物が取れたばかりの時は痛みも無く経過することが多いですが、 徐々にむし歯は進行してきます。また歯も本来の場所から少しずつ移動してしまい、咬み合わせも変化してしまいます。詰め物が取れてから期間が経つと治療期間が長くなり、費用も高く なります。詰め物が取れても痛みがないからとそのままにせず、出来る限り早めに歯医者を受診 して下さい。なるべくなら2週間以内に受診しないと再治療になってしまう場合が多いことを、覚えて置いて下さい。    

インプラント

歯科治療を行う際、患者さんへの説明が何より大切だと考えます。 当院で一度インプラント治療を受けた方は、次に他の歯を失った時迷わずインプラントを選択され ることがほとんどです。しかし初めてインプラント治療を受ける方は、インターネットや雑誌など で悪い点だけ取り上げたネガティブな情報を見て、インプラント治療は恐いという印象を持つ方も 少なくありません。 当院では、まず模型検査、口腔内写真、レントゲン、CT、歯周病検査、必要に応じて血液検査 などを行い、それらの結果をもとに医療面接を行います。インプラントだけではなく義歯、ブリッ ジ等の選択肢を示して、それぞれの利点、欠点を説明します。1本インプラントを埋入するオペ時 間は15分ですが、医療面接は3時間程掛ける事もあります。 医療面接ではぜひ、患者さんの方からも治療に期待すること、骨量・骨質・噛み合わせ、服用中 の薬のリスクなどを問いかけてみてください。 医療論理に基づいた医療計画を立案し、メインテナンスの重要性などもしっかりとお伝えしてい ます。

歯の欠損と補綴の方法

歯の欠損と補綴の方法 むし歯や歯周病などで歯が抜けると、咬み合わせが悪くなったり、十分な咀嚼ができなくなり、発 音も正しくできなくなります。少しの歯でも欠損すると、その両側の歯に負担がかかり、それらの 歯も失うことになります。これらを防止するため、義歯やブリッジなどで歯を補うことを補綴とい います。 ・義歯 1本も歯がない場合に装着する義歯を総義歯、1本でも歯がある場合に装着する義歯を局部義歯と いいます。義歯の保持は、総義歯では、唾液の粘着力や口腔粘膜との吸着力に頼る粘膜負担です が、局部義歯では、残りの歯に金属のバネをかけて取り付け、粘膜負担を助けます。 これらの方法は、残りの歯を削らずに機能回復ができますが、常にはずして清掃する必要があり ます。局部義歯では、クラスプをかける歯に負担がかかりグラグラしてきたり、鉤歯がむし歯にな ることもあります。 義歯の材料はレジンが中心ですが、強度をもたらせるために厚くせざるをえず、装着感、温度感 覚などに問題のあることがあります。 金属を用いるとこの問題は解決しますが、保険適用外となり費用の問題が出てきます。 ・ブリッジ 歯が数本欠けているときに適応となります。欠損部の両側の歯を橋桁(支台歯)にして、金属に よる橋(ブリッジ)を装着する方法で、歯のない部分は人工歯によって補います。ブリッジは固定 されるので、装着感は自然ですが、支台歯を削らなくてはなりません。支台歯が健全で、冠を被せ るために削り取る歯質の量が多い場合には、装着後に支台歯がしみたりすることもあります。しか し現在では、削る歯質をエナメル質のみに抑え、装着性の材料で取りつけるという画期的な方法も 現われ、歯科治療に大きな変革をもたらしています。 ・義歯とブリッジの中間の例 義歯は取りはずせ、ブリッジは取りはずさないことを原則とすると、この双方の欠点を補う中間 の補綴法があります。 アタッチメントは、歯に加わる力をやわらげる緩圧装置の一種で、維持歯(支台歯、鉤歯)に設 置される固定部と、欠損部(義歯となる部分)に設置される可動部からなり、たがいに関節のよう に連結しています。その結果、欠損部の歯の動きは緩圧された力となって伝わり、さらに義歯より もはずれにくい利点があります。ただし、この方法は保険適用外で、費用の問題が出てきます。 ・歯牙移植 自分の不要な歯を抜き、歯がなくなった場所の骨に移すことを自家歯牙移植といいます。これ は、移植免疫などを考えることなく行え、生着率も非常に高いのですが、自分の歯で不必要かつ移 植可能な歯のみにかぎられるのが欠点です。 他人の歯を用いれば、使える歯はいくらでも供給されますが、移植免疫の問題が発生し、生着率 も悪くなってきます。 ・インプラント 金属が主体であるため、免疫反応の発生は無視でき、さらに材料の供給面では問題ないのです が、異物が口の中、とくに粘膜上皮をつらぬいているというリスクがあるため、誰でも行えるとい うわけにはいきません。 現在、日本ではインプラントを標榜している科はありませんが、専門医制度(インプラント学会 認定)はとられており、技術・知識両面に熟練が要求される治療法です。

重度歯周病とは?

重度の歯周病についてお話しします。歯周病が 重度になるとさらに状況は悪くなります。歯を支えている骨は三分の二以上が溶けて、歯周ポ ケットは非常に深くなり、歯がグラグラと動きだし物が食べにくくなります。 歯根に大量の歯石が付き、歯肉は下がり歯根が見えてきます。また歯肉は赤く腫れていて、歯と歯 肉の境目からは膿がでてきます。 朝目覚めると口の中がねばねばし、血の味がしてくることもあります。口臭も強くなります。 一見きれいな歯肉かなと思いますが、かぶせ物と歯肉の間の隙間がたくさん空いてきてしまいま す。 これは歯を支えている骨が溶けていることをあらわしています。歯の表面はしっかり歯磨きされて いますが、歯と歯の間にはプラークが歯根に付いています。 歯もグラグラしますが、かぶせ物をしてそれらが繋がっていると、歯が動いているかをご自身で自 覚できないときもあります。 レントゲンで見ると、右の歯の骨が歯根の先に向かって溶けているのがわかります。そして、歯を 支えている骨が歯根の先端あたりまで溶けているのがわかります。結果として歯がグラグラして来 て、あたかも歯がだんだんと伸びて来るように歯根から押し出されてきます。ここまで来てしまう と大抵抜歯となり、部分入れ歯、総入れ歯へと移行していきます。歯周病は自覚症状が出てから では、間違いなく手遅れになります。早期発見、早期治療は必須でしょう。

中度歯周病とは?

中度の歯周病とは、 軽度の歯周病の症状に加えてさらに、歯を支えている骨が半分くらい溶けていきます。少し歯が グラグラするようになり、歯が浮いたような感じがし、だんだんと硬いものが噛みにくくなってき ます。 歯周ポケットはさらに深くなり、プラークによって歯肉が腫れているのでさらに深く細菌が侵入し ていきます。そして歯根に歯石が付いてきます。こうなるとポケットの中まで歯ブラシの毛先が届 かないし、歯肉から出血や痛みを感じるのでさらに歯磨きができずより病気が進行していきます。 歯と歯肉の境目からは膿が出てくることもあります。 歯を支えている骨が半分くらい溶けているので歯と歯の間の歯肉が下がり、歯根に付いた歯石 (黒っぽい色)が透けて少し黒く見えます。そして歯根が少し見え、歯が長くなったような気がし ます。 歯周病の程度は、同じ人でも個々の歯によって違います。また、むし歯の有無、根の中の状況 等によってもその程度や治療法は、大きく異なりますので、個々の歯に関して、正確に病状を把握 して治療ならびに予防を行うことが大切です。このような状況に至ってしまうと、歯をもたせるの は相当厳しいので、定期的に検診とメンテナンスは必ず受診すべきでしょう。

軽度歯周病とは

軽度歯周病とは・・・ 歯と歯の間や歯と歯肉の境目にプラークが付いていると、歯肉のみに炎症症状が出てきます。 まず歯肉の色が赤くなり腫れてきます。歯磨きの時に歯肉から出血してきます。しかし痛みは伴わ ないので、気付きにくいです。 歯を支えている骨は正常で溶けていません。 歯肉のみに止まらず、歯を支えている骨にまで炎症がある状態です。 歯肉の炎症は歯肉炎と同じで、腫れて赤くなり歯磨きのときに出血してきます。そして骨が若干溶 けてきます。骨が溶けることによって歯と歯肉の境目の溝(歯周ポケット)の深さが深くなってき ます。 この溝にプラークが入っていき、歯根に歯石(プラークが固まってできた石)が付きます。そうな ると、歯周ポケットは細菌のすみかになっていきます。しかし痛みを伴わないので気付きにくいで す。 軽度歯周病の治療 ≫治療の概要 軽度の場合は、歯肉の外に見えている部分のプラークコントロールだけで治療が可能になります。 ≫TBI(Teeth Brushing Instruction 歯磨き指導) 歯周病は、歯周病原菌が一定以上の量になると引き起こされる病気なので、しっかりとした患者様 による歯磨きは、もっとも重要な治療の一つになります。 病原菌が生きて行くのに必要なすみかと栄養、いわゆるプラークを歯磨きによって取り除いてしま えば、病原菌も死んでしまいます。また、治療によっていなくなった病原菌も歯磨きを怠ればまた 集まって来て病気を引き起こします。 したがって、ちゃんとした歯磨きをマスターすることは、歯周病の治療、さらには予防にとっても 大切です。 歯肉縁上歯石除去 歯石は、プラークが石灰化し、歯の表面上に付着したものです。非常にざらざらしているので、プ ラークを常に停滞させてしまいます。患者様ご自身のでは、除去することはできませんので、歯科 衛生士によって除去します。  

もう1度歯周病(歯槽膿漏)を理解しよう その2

「歯周病」とは、「歯肉炎」と「歯槽膿漏(しそうのうろう)」の総称です。 歯周病は生活習慣病ともいわれています。喫煙、間食が多い、口腔内の清掃不良、ストレスなど悪 い生活習慣や、老化、免疫力低下、糖尿病も歯周病の悪化原因です。喫煙に関しては1日の喫煙本数 が増えると歯周病のリスクも増えます。 歯周病は肺炎、動脈疾患、低体重児出産、感染性心内膜炎を引き起こす可能性があり、歯周病は全 身の健康と深い関わりがある病気とされています。 歯周病を簡単に表現するならば『歯を支えてい る骨がとける病気』といえます。骨が溶けて歯 が抜け落ちるまでの流れをみてみましょう。 お口の中を歯ブラシでみがいたとしても、取り 除けるバイ菌は60%であり、実に40%は歯にみ がき残したままです。 歯肉炎 磨き残しのバイ菌が歯のつけ根に停滞し、やがて硬くなると歯石となり、歯ブラシでは取り除けな くなります。 軽度歯周病 長期間にわたり歯石を付着させたままいると、歯石から分泌される毒素によって、歯を支えている 骨が上部から溶けて行きます。 中度歯周病 このような状況では、さほど自覚症状はみられませんが、歯周病の進行度としてはかなり進んでし まっています。 重度歯周病 ここまでくると「咬むと痛い」「腫れた」「歯がグラグラする」という症状が現れますが、すでに 末期症状であるといえます。 末期 そして、ついには抜け落ちてしまいます。 したがって骨が溶ける現象をどこかで食い止める必要があるのです。一度溶けた骨は二度と復活す ることなく、薬でも治りません。      

もう1度歯周病(歯槽膿漏)を理解しよう。

歯を失う原因の第1位を占めるのは、なんと、歯槽膿漏だといわれています。 歯周病のうち、症状のやや軽い「歯肉炎」を放置しておくと症状が悪化して「歯槽膿漏」へと進ん で行きます。しかもあまり痛みの自覚症状がないため、気付かぬうちに歯槽膿漏へ進行してしまう ので、とても厄介な病気です。歯周病と歯槽膿漏は同じ言葉だと理解してください。 10代でもすでに約6割近くの人が、成人となると8割前後の人が歯周病にかかっているといわれてい ます。つまり大人のほとんどは、程度の差こそあれ歯周病にかかっているといわれています。歯周 病予防は若いうちからのケアが大切なのです。 歯周病から歯槽膿漏に進むと、炎症は歯茎の周りだけでなく、歯と歯茎の隙間の深くまで進み、歯 を支えている骨(歯槽骨)の周りにまで達しています。 重度に進行すると歯槽骨がほとんど溶け、歯がグラグラと動くようになり、やがて抜け落ちてしま います。 むし歯は歯が溶ける病気ですが、歯周病は骨が溶ける病気なのです。歯槽膿漏と呼ばれるのは「歯 槽(歯茎)から膿が漏れる」といった症状を表しているからで、歯槽膿漏になると、歯茎から血が 出るようになる以外にも膿が出たり、お口の臭いも気になるようになってきます。 最初は歯肉炎から始まり、軽度歯周病、中等度歯周病、重度歯周病と進行していきます。 それぞれのステージについてはまた次回のブログで、ご説明させていただきます。4