予防歯科の方程式 8
99%の人が知らない歯磨き粉の使い方

前回のブログで歯磨き粉を使用してブラッシングした後は、お水で極力ブクブクうがいはしない方 が良いですと、お話しいたしました。なぜでしょう?一昔前の歯磨き粉は薬理効果のほとんどない 商品が大半でした。その時代の歯科医師は「歯磨き粉は米粒くらい」「歯磨き粉はほとんどつけな くて良い」と指導していたようです。しかし現在の歯磨き粉は、コンビニ、ドラッグストア、歯医 医院、どこで購入したとしても現在販売されている商品の大半は、フッ素、歯周病予防の薬、ホワ イトニング効果のある薬、虫歯予防の薬、知覚過敏に対する薬、これらが浸透しやすくなる薬な ど、かなりバランス良く配合されています。これら薬剤はある一定濃度、ある一定時間口の中に残 さないと効果が発揮されません。そのためご自身の好みに合う歯磨き粉を見つけることを おすすめいたします。商品によっては300円から2000円くらいまで値段に幅があり、どれを購入し 良いのやら迷うと思います。私のおすすめは高濃度フッ素配合1450PPMと表記されている商品が 絶対おすすめです。1450PPMと明記されていない商品はやめた方が良いでしょう。 また辛くなく泡立ちの少ないものがおすすめです。           私も仕事柄たくさんの歯磨き粉や歯ブラシを自分で使ってみました。職業病でドラッグストアに行 く度に商品をチェックします。もちろんこのブログを読んでるあなたはそんな事しなくてかまいま せん。私の仕事ですから。その代わり私が厳選した歯磨き粉や歯ブラシ等ケアグッズを、医院の待 合室に陳列しているので参考になさってください。おおよそ辛くなく味がマイルドでフッ素配合 1450PPMの商品は1000円前後してしまいます。このような商品は泡立ちも控え目で、お水を使う ことなくお口に残しやすい設計になっています。ただこれくらいの投資で、歯医者で嫌な思い をしなくてすむものなら決してして高くないと思います。では次回のブログではフッ素配合 1450PPMと書かれた歯磨き粉がなぜおすすめなのかを解説いたします。楽しみにしていてください 。