予防歯科の方程式 5カイスの輪その② 虫歯菌について 虫歯菌(シロアリ) 歯に穴をあける細菌で代表的な菌をミュータンス菌及びラクトバチラス菌といいます。この菌たち が酸を分泌し歯に穴を開けてしまうのですが、この菌たちが多く存在すれば当然酸の分泌量も多い ため、虫歯発生のリスクが高まります。 酸の分泌を抑制することが必要なことはいうまでもありません。 ではどのようにしてこの2つの細菌の繁殖状況を評価したらよいでしょうか? 現在最もポピュラーで正確な方法は唾液検査です。 5分間ガムを咬んでいただき、その時 分泌した唾液を培養し判定いたします。 検査に関する項目は、ミュータンス菌およ ラクトバチラス菌がどの程度口腔内にはびこっているか?唾液の緩衝能および分泌量などです。 唾液は歯を守る仕事をしている一方で、唾液中に虫歯を作る細菌も含まれています。 つまりもろ刃の剣とも言えます。この検査を行いミュータンス菌やラクトバチラス菌の状況 を把握し対応を考えます。歯に穴を開けられてしまう前に口に中の白アリの発生状況を知るこ が白アリをコントロールする第一歩になるのです。