予防歯科の方程式(面倒くさがりの予防歯科)3
虫歯ができるメカニズムを知ろう

虫歯ができるメカニズムを知ろう 前回のブログ、レッスン②の復習をしましょう。お口の中のシロアリを放置してしまうといつまで たってもあちらこちらに虫歯は発生し続けるのです。 しかも一度治療した歯は2次災害、3次災害の呼び水となってしまい、治療のやり替えを繰り返す ことより歯は無くなって行くとお伝えしました。この負のサイクルをスタートさせないことが最も 重要です。では実際にお口の中のシロアリを完全にゼロにすることはできるのでしょうか? 残念なことにそれは不可能です。お口の中に限らずこの地球上が無菌化されることはありえませ ん。このようなことはここ数年のコロナ禍で人類は学びました。インフルエンザウイルスも毎年必 ず発生します。人間の腸の中にも善玉菌と悪玉菌が誰にでも存在しています。残念ですがお口の中 のシロアリも同様完全に駆除、退治する特効薬はまだこの世に存在しません。そんな薬が開発され たらこの世から歯ブラシが必要なくなることでしょう。 ただお口の中のシロアリをゼロにすることは不可能ですが数を減少させたり、自由を与えないこと は可能です。そもそもお口の中のシロアリたちに歯に穴をあけさせなければOKなのですから。 つまり私たち人間が上手にコントロールしてしまえば済むことです。 シロアリたちが歯に穴を開けるにはいくつかの要因が重なり合ったときに穴が誕生してしまいま す。そのいくつかの要因をカエスの輪といいます。この要因を成立させなければシロアリたちは行 動できなくなります。 このカイスの輪について理解を深め、日常生活で意識をし行動を変えていくことで、シロアリをコントロールできるようになるのです。そのためにも大いに学んでください。 予防とは学んで実行することです。では次回のブログでこのカイスの輪について解説していきますので楽しみにして下さい。 デンタルフラッシュ4.0 (cyber-digital.jp)