4の1   インプラント治療を受けられた患者様は・・・

ここで、実際当院でインプラント治療を受けられた坂本さん(ご本人の許可のもと実名とさせてい ただいています)のお話しをご紹介したいと思います。坂本さんは当院ホームページでもインプラ ント治療を行う前後の心境をお話しいただいていますので、ぜひそちらもご覧になってください。 坂本さんが当院に初めて来院されたのは、平成23年4月22日のことでした。 坂本さんは上下の部分入れ歯を使用されていたのですが、上手に噛めないことがかなりストレスで あったようです。当院には定期的に入れ歯の調整とお口のメンテナンスにいらっしゃっていたので すが、お会いするたび、 「上手に噛めなくて、食事がつまらなく味気ないわ」というお悩みをお待ちでした。深くお話しを お聞きすると、「入れ歯が痛くて使えないの、しゃべるづらいしイライラするのよ。義歯と周囲の 間に食べカスが入り込んでどうしょうもない。家では洗浄できるけど、外出時や友人の前では我慢 するか、トイレで洗っているのよ」とおっしゃいました。 実はこのような悩みをお持ちなのは坂本さんだけではなく、歯を失った方の多くはやはり似たよう な悩みを持っています。 その結果 「自分の食べたい物が食べられなくて食事がつまらないものになってしまった」 「あんなに好きだった、外食や旅行が面倒くさくなってしまった」 「人前で話をする時ついつい口元に手をあててしまう」 「残っている歯ばかりで噛んでいたら歯がグラグラして抜けそう」 「とめ金がかかっている歯もグラグラして、このままだと総入れ歯になるのではないかと不安。そ んなのイヤ。」 歯を失うことは、ただ噛みにくいということだけではないのです。 さて、坂本さんのお口の中を診てみると左上の犬歯がグラグラしています。原因として考えられる ことは、入れ歯では噛み切ることが難しく、常に食事は、犬歯で咀嚼してしまう習慣があるようで す。更にこの犬歯には、入れ歯のとめ金がかかっているので、異常な負担に耐えられずグラグラし ているのでした。当然このままでは犬歯は抜けてしまいます。 これを解消するには、歯の無い場所に入れ歯ではなくインプラントを入れ、残っている歯の負担を 減らすことが重要となります。もちろん坂本さんにそのことをお伝えすると大変迷っている様子で す。手術そのものに対する不安もありますが、 「安くない費用を払って満足できなかったらどうしよう」 「長く使えるのかしら、そもそも本当にきちんと噛めるようになるのかしら・・・」 等多くの不安があったようです。そこで当院でインプラント治療を経験した患者様から直接話を聞 いたり、新聞や週刊誌等で色々調べたりしたようです。しかし最終的な決断を下した理由はやは り、「今のストレスの多い生活を続けることはもう嫌よ。これから先の人生を楽しく豊かなものに したい」という思いからでした。(次号へ続く)