3 治療の前に絶対に知ってほしい治療の特徴

歯の無い部分を補うための治療の選択肢は、3種類あります。それは、部分入れ歯とブリッジ・イン プラントです。 あなたにとってベストな選択肢を選ぶには、これらの特徴を把握することが非常に重要です。 ①部分入れ歯 部分入れ歯とは失った歯を補うため、プラスチックで歯の代用品を作るタイプのものです。 周囲の天然歯に針金を引っ掛けて保持します。 短所 良く噛めないため食事がおいしくない。また発音しづらく、特に「さしすせそ」が言いづらくなり ます。大きく口を開けると外れやすくなります。 入れ歯を保持するため、周囲の歯に針金を引っ掛ける必要があります。 当然その歯にかかる負担が大きくなるため、その歯が抜けてしまい、入れ歯のエリアが拡大される 悪循環が起こります。更にお口に入れ歯が入っている状態でも、入れ歯より天然の歯の方が噛み心 地が良いため、入れ歯を装着していない側ばかりで局部的に咀嚼する癖がついてしまいます。その 結果、噛んだ時の負担が一カ所に集中するため歯がグラグラして抜けてしまい、歯を失う負の連鎖 が発生してしまいます。 長所 入れ歯の良い所は保険適用があり、比較的短期間で作製可能です。 歯を補う本数や面積にもよりますが、おおよそ小さいものだと一週間から、大きいものだと8週間く らいで完成します。(ただしその後数回調整が必要となります。)また後述するブリッジと違い、 歯をほとんど削らなくてすむため、歯を削ることが苦手な人にとっては良いかもしれません。 ②ブリッジ ブリッジとは、失った歯を補うため前後(左右)の歯を削り銀歯で連結する治療法です。 短所 保険適用では、犬歯より後方の歯にこの治療を行うと銀歯になってしまい見栄えが悪くなってしま います。また失った歯の前後(左右)の歯のエナメル質を削る必要があるため、そこから虫歯にな り歯の寿命を縮めてしまいます。 その結果、本来の歯の寿命が半分以下になってしまうケースもあります。 長所 ブリッジの長所は何といっても保険適用の範囲内で、天然の歯と同じような感覚で噛めるようにな ることです。神経を取り除く治療が不随しなければ、平均4~5回でブリッジは完成します。価格も 設計にもよりますが、1万5千円~3万円くらいで作製できる場合がほとんどです。 また入れ歯と違い発音障害もほとんどないと言って良いでしょう。 ③インプラント インプラントは、チタンのボルトを骨内に埋入し歯の代用品を作る治療のことです。チタンは骨と くっつく性質を利用したものです。 短所 まず、外科的な手術が必要で、全身の健康状態も影響します。特に骨粗鬆症の患者様や、健康状態 が良好な患者様でも、顎の骨にボリュームが無いとインプラント治療が行えない場合が多いです。 そのため術前のCT撮影が必要となります。また保険外診療となるため治療費は30万~40万円くらい が相場です。この理由としては、どうしてもハイレベルな診療技術と経験が必要であること、そし て器材や材料の多くをスウェーデンやドイツから輸入にたよることが影響しています。治療期間も 平均4ヶ月くらいが必要とされています。 長所 何といっても天然の歯と同じ感覚で噛めたり発音できたりすることが最大の長所です。 またブリッジのように周辺の歯を削る必要がありませんので、歯の寿命を縮めてしまう心配はあり ません。当然入れ歯のとめ金のような物も存在しないため、周辺の歯に対する悪影響の心配もいり ません。 ブリッジのように銀歯にする必要がないので、審美的にも良好を保てる治療方法です。つまり、入 れ歯やブリッジは周囲の歯や残っている歯の寿命を縮めてしまう治療方法であるのに対し、インプ ラントは周囲の歯や残っている歯の寿命を延ばしてくれる治療方法であることも大変重要なポイン トです。(次号へ続く) http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/