80才になってもリンゴをする方法する方法その2 矯正治療について

正しい歯並びはお口の健康を保つ宝物 長期的な歯の健康について、正しい歯並びと正しい噛み合わせが、いかに大切であるかを、お話しさせていただきます。このことは80才で20本歯が残っている人を対象に、咬み合わせの状態を調べたところ、受け口など悪い歯並びの人がいなかったことからも実証されています。 🍏正しい歯並びとは それでは、正しい歯並びとはどのような状態なのでしょうか?そして、正しい噛み合わせとはどういったもでしょうか? できるだけシンプルに考えてみましょう。 歯のかみ合わせは、親知らずを除くと、上下14本対14本、合計28本で作られています。悪い歯並び(以下、歯列不正)の代表的なパターンとして、出っ歯、受け口、デコボコ歯並び、開口(前歯が咬み合わず少数の奥歯のみの噛み合わせ)があげられます。 正しい噛み合わせでは、14本対14本合計28本で上下の歯が接触するのに対し、歯列不正においては、28本中12本のみの咬み合わせや、上下の歯が8本しか噛み合わせていないケースも珍しくありません。このような咬み合わせ不良は、大変危険な状況です。 サッカーで例えると分かりやすいかもしれません。サッカーは11人対11人で90分間試合を行いますよね。歯列不正とは、サッカーの試合を11人対8人で行うようなものです。このような状況で試合を行ったら、どうなってしまうか想像してみて下さい。8人のチームは試合で負けてしまうばかりか、90分間走りきることさえ困難になると思います。控えの選手もいないのですから、試合終了のホイッスルが鳴る前に8人チームの選手は次々と倒れ込んでしまうでしょう。   噛み合わせでも同じことが言えます。 人間の噛む力は、その人の体重と同じくらいと言われています。仮に噛む力が60kgだとすると、60kgの圧力を受け続けていたら…8本の歯は痛みとともに早期に抜け落ち、とても80才まで維持することは困難なことは想像がつきますね。 したがって、歯並びを正しくすると言うことは、サッカー選手を11人揃えて試合をするということは、サッカー選手を11人揃えて試合をするという当たり前のことと言えます。11人の選手を揃えることで、上下28本の歯を1本でも多く噛み合わせに参加させ、「噛んだ時に歯に伝わる力のコントロール」をしやすくするのです。その結果、しっかり咬み砕くことができるようになると、脳が刺激を受け、知能が発達し、記憶力が向上し、老化を送らせる効果もでてきます。   🍏正しい咬み合わせは虫歯を歯周病を予防する 次に、正しい咬み合わせで注目すべき点は、虫歯や歯周病になりづらいことがあげられます。歯並びがデコボコしていたり、歯が重なって並んでいたり、外側や内側に並んでいた並んでいたり、倒れていたり…様々な歯列不正がありますが、どのようなケースにも共通している歯周病については後述しますが、歯列不正な状況とは、お口のお腹に約500種類いるバイ菌に対し、棲みかを提供しているだけでなく、永住権を与えてしまっているようなものです。 家の中をぐるりと見て下さい。埃の溜まりやすいところ、害虫が発生しやすいところはどこでしょうか?冷蔵庫やベッドの下、タンスとタンスの隙間など不潔になりやすいところですよね。それと同様に歯並びの悪いところも、不衛生になりやすく、バイ菌達の集合住宅のようなものといえます。若いときは体の免疫があ高いため、ほとんど問題なく経過してしまいます。しかし、体の抵抗力が落ちてくる中高年にさしかかると、歯並びの悪い部分から、虫歯や歯周病によって歯がグラグラしてくる起点となってきます。 しかしこのような症状になってしまっては、また年齢的なことからも、矯正治療を行う患者さんは少なく、歯を助けることが困難な状況へとますます追い込まれていきます。 このような経過をたどる多くの方は、若い頃に歯並びをしておけば良かったと後悔させている例が多いことを、皆さんに知っていただきたいと思います。 歯並びを正しく治すということは、お口の中をバリアフリー化することです。それによって、自浄作用が高まり、虫歯や歯周病の最高の予防処置となります。ちまり第一章でお話しした、「バイ菌のコントロール」になるのです。   🍏矯正治療は全身の改善にもつながる 矯正治療のもたらすメリットは、お口の中だけでなく全身的な、そして精神的な健康にも影響を与えます。悪い噛み合わせは顎の運動のバランスを崩し、お口の周囲の筋肉に異常な緊張を生じさせてしまいます。その結果6kgある頭の位置がずれ、頚椎、脊髄のずれをさらに生じさせ、頭痛、耳鳴り、肩こり、腰痛等、身体的不調を生じさせることもあります。さらに正しい舌の動きができずに、特にアルファベットを使用する言語(英語など)は発音が不明瞭になります。   さらには口元やルックスにコンプレックスを持ち、内向的な性格になるケースもあります。しかし、歯並びが改善されたことにより、「人前でも自信を持って話せるようになった」「口を開けて笑えるになった。」「口を開けて笑えるようになった。」など、矯正治療終了後、約71%の患者さんがこのような感想をお持ちになられています。 また、正しい咬み合わせによってしっかりと食べ物を咬み砕くことで、胃腸の負担が軽減されるばかりか、脳が刺激を受け、知能の発達や運動の能力、視力の向上にもつながります。このように身体の本来の機能を十分に発揮、発達させるには、上下とも美しく正しく並んだ歯並びが必要であり、さらに上下の噛み合わせが、適合していなければなりません。このようおな最適な咬み合わせ、美しい歯並びの状態を生涯維持していくには、お口の中の環境が常に良好であることが非常に重要です。生涯快適に過ごせる歯並び、それは人生における最高の宝物です。 矯正治療→①噛んだ時に歯に伝わる力のコントロール ②→バイ菌のコントロール 両方を確立させる基礎となります。 (80才になってもリンゴを丸かじりする方法その3)に続く