子どもの歯(乳歯)の虫歯予防が必要である6つの理由その①②

①お子さんの歯が虫歯になりやすいのは歯がとてもやわらかくて脆弱だから! お子さんの歯を守るためにまず知っていただきたいことは、乳歯や生えたばかりの永久歯はと てもやわらかく、「虫歯になりやすい」という事実です。 年齢を重ねて成人になるにつれて、唾液内に含まれている「リン」や「カルシウム」と結合し て成熟していくのですが、20才になるくらいまでの歯は未成熟でとてもやわらかく脆弱で す。やわらかい竹の子が成長し硬い竹に成熟していくのと同様です。したがって乳歯や生えた ての永久歯は簡単に虫歯菌に溶かされて、非常に短期間で深い虫歯となってしまいます。 もし低年齢のうちに歯の神経を取るような治療を行う事態になってしまうと大変です。そのよ うな歯は、歯の本来の半分程度の寿命しかまっとうできず、統計上50代前半で抜けてしまい 入れ歯へと移行していきます。又、銀歯やプラスチックの詰め物を行ったとしても、いずれ詰 め物周囲に虫歯を再発させ、歯の神経を取る治療へと、残念ながら大半は移行していきます。 なぜなら、虫歯菌は詰め物の周囲を好んで、付着する習性があるからです。 あくまでも統計上ですが、10代で虫歯になり、詰め物をするとその歯は30代で歯の神経を 取ることになります。そしてその歯は50代で、根が割れてしまし抜いて入れ歯となってしま います。 お口の中はこの様な変化がいたる所で繰り返され、ついには日本人の70才の89%が入れ歯 生活を送っています。そして、この年齢を境に介護や認知症の問題も発生いたします。 介護や認知症は歯の喪失と連動していることはすでに色々な大学で証明されています。 つまり最も重要なことは、幼少期の頃から予防し虫歯をつくらないこと。「20才になるま で、1本も虫歯をつくらない」ことが理想的です。とにかく早い年齢の頃から予防を習慣にす るスタートを切ることです。   ②お子さんの歯が虫歯になりやすいのは、歯ブラシが上手にできないから! 低年齢であればあるほど、当然歯ブラシは上手にできません。 小学校低学年くらいまでは保護者が、仕上げ磨きをするケースが多いですが、それも完璧とはいえないでしょう。 小学校中学年から高学年になるとほとんど保護者の仕上げ磨きは行わなくなります。当然、き ちんと磨き残しなくブラッシングできているのか大変あやしいものです。このような日常生活 も虫歯発生のリスクを高める要因です。 そこで、当院ではお口の中の磨き残しを視覚的にわかりやすくするために特殊な液体で歯垢を 赤く染めることを行っています。そして、赤く染まった面積比率を算出し数値化いたします。 理想的な磨き残し率は20%以下でありますが、たいていは70~80%磨き残しています。これ では、必ず虫歯は発生してしまいます。ご自身の手で正しくブラッシングを行い、磨き残し率 を常に20%以下に保てるように、ブラッシングのトレーニングを行う必要があると思いま す。 「磨き残し率20%以下」これが予防の原点であると覚えておいて下さい。 当院では「磨き残し率20%以上」の方は、月に1回当院での歯科衛生士による歯ブラシ指導 とクリーニング及びフッ素塗布をおすすめします。 又、「磨き残し率20%以下」の方には、2~3ヶ月に1回のペースで上記の指導とクリーニ ング、フッ素塗布を行うことにしています。 歯ブラシ指導