20歳まで絶対に虫歯をつくるな!

☆幼少期から青年期に定期検診が欠かせない6つの理由 ①お子さんの歯がむし歯になりやすいのは歯がとてもやわらかくて脆弱だから! お子さんの歯を守るためにまず知っていただきたいことは、乳歯や生えたばかりの 永久歯はとてもやわらかく、「むし歯になりやすい」という事実です。 年齢を重ねて成人になるにつれて、唾液内に含まれている「リン」や「カルシウ ム」と結合して成熟していくのですが、20才になるくらいまでの歯は未成熟でと てもやわらかく脆弱です。やわらかい竹の子が成長し硬い竹に成熟していくのと同 様です。 www.cyber-digital.jp/dental-flash     したがって乳歯や生えたての永久歯は簡単にむし歯菌に溶かされて、非常に短期間で 深いむし歯となってしまいます。 もし低年齢のうちに歯の神経を取るような治療を行う事態になってしまうと大変で す。そのような歯は、歯の本来の半分程度の寿命しかまっとうできず、統計上50 代前半で抜けてしまい入れ歯へと移行していきます。又、銀歯やプラスチックの詰 め物を行ったとしても、いずれ詰め物周囲にむし歯を再発させ、歯の神経を取る治療 へと、残念ながら大半は移行していきます。なぜなら、むし歯菌は詰め物の周囲を好 んで、付着する習性があるからです。 あくまでも統計上ですが、10代でむし歯になり、詰め物をするとその歯は30代で 歯の神経を取ることになります。そしてその歯は50代で、根が割れてしまい抜い て入れ歯となってしまいます。お口の中はこの様な変化がいたる所で繰り返され、 ついには日本人の70才の89%が入れ歯生活を送っています。そして、この年齢を 境に介護や認知症の問題も発生いたします。 介護や認知症は歯の喪失と連動していることはすでに色々な大学で証明されていま す。 つまり最も重要なことは、幼少期の頃から予防しむし歯をつくらないこと。「20才に なるまで、1本もむし歯をつくらない」ことが理想的です。とにかく早い年齢の頃か ら予防を習慣にするスタートを切ることです。     ②お子さんの歯がむし歯になりやすいのは、歯ブラシが上手にできないから! 低年齢であればあるほど、当然歯ブラシは上手にできません。 小学校低学年くらいまでは保護者が、仕上げ磨きをするケースが多いですが、それ も完璧とはいえないでしょう。 小学校中学年から高学年になるとほとんど保護者の仕上げ磨きは行わなくなりま す。当然、きちんと磨き残しなくブラッシングできているのか大変あやしいもので す。このような日常生活もむし歯発生のリスクを高める要因です。 そこで、当院ではお口の中の磨き残しを視覚的にわかりやすくするために特殊な液 体で歯垢を赤く染めることを行っています。そして、赤く染まった面積比率を算出 し数値化いたします。理想的な磨き残し率は20%以下でありますが、たいていは70 ~80%磨き残しています。これでは、必ずむし歯は発生してしまいます。ご自身の手 で正しくブラッシングを行い、磨き残し率を常に20%以下に保てるように、ブラッ シングのトレーニングを行う必要があると思います。 「磨き残し率20%以下」これが予防の原点であると覚えておいて下さい。 当院では「磨き残し率20%以上」の方は、月に1回当院での歯科衛生士による歯ブ ラシ指導とクリーニング及びフッ素塗布をおすすめします。 又、「磨き残し率20%以下」の方には、2~3ヶ月に1回のペースで上記の指導と クリーニング、フッ素塗布を行うことにしています。 ③お子さんの歯がむし歯になりやすいのは、歯の溝がとても深いから! お子さんの乳歯及び永久歯の奥歯は咬む面の溝がとても深く、むし歯菌が好んで付着 し、歯を溶かしていきます。成人になり年齢が進むにつれて歯は摩耗し、溝は浅く なるのですが、低年齢のうちはその溝を基点にむし歯が発生するので、衛生士による 定期クリーニング後、専用のコーティング剤(シーラント)やフッ素塗布が必要と なってきます。ただし、必ずしもそのような処置が必要かどうかは担当歯科医が、 判断いたします。お口の中の状況や年齢等を考慮してご提案させていただきます。     http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/     ④お子さんの歯がむし歯になりやすいのは甘い食べ物・飲み物が大好きだから! 甘い飲食物は、どのお子さんも大好きです。グミ、ハイチュー、ガム、チョコレー ト、コーラ、サイダー、オレンジジュース、スポーツ飲料水あげればきりがありま せん。しかし、これらの甘い飲食物はむし歯菌も大好きです。むし歯菌は糖や炭水化物 を「エサ」にして酸を分泌し、むし歯をつくります。そのため、お子さんがむし歯にか かるリスクが高いのは当然の結果なのです。ぜひ定期検診やクリーニングを受け、 更に食事指導も受けると良いでしょう。 先程の磨き残しとはつまり「むし歯菌の塊」をとり残したということです。磨き残し 率が高ければ高い程、糖や炭水化物の摂取をコントロールしなければなりません。 そこで、よく摂取する飲食物のパッケージを見て下さい。もしコーラのパッケージ に炭水化物33gと表記してあれば、それを3.3で割り算して下さい。 角砂糖1個3.3gなので、コーラは33g÷3.3=10 つまり、角砂糖が10個入った砂糖水を飲んでいることとなります。このような角 度で飲食物を見る習慣をつけて下さい。 以上、このような現実からお子さんの歯を守るには2ヶ月に1回の検診(クリーニ ング)とフッ素塗布を必要としています。 成人になるまで続けると、将来むし歯になりづらい体質の大人へと成長していきま す。(もちろん成人になっても検診は続けて下さい) ぜひ、親子で検診の予約を取りましょう。   http://www.cyber-digital.jp/dental-flash/       ⑤乳歯から永久歯へ生えかわる時期にむし歯をつくりやすいから! 乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)に生えかわるのは、だいたい5才~15 才くらいの間です。前歯から奥歯にかけて順番に生えかわると考えてよいのです が、むし歯をつくるバイ菌は、この生えかわりのタイミングを狙っています。まず、 永久歯が出はじめると、その真上にある乳歯はグラグラして抜け落ちるのですが、 出はじめた永久歯が完全に頭を出しきるまで、3ヶ月から6ヶ月かかります。 その間、永久歯の頭の上には常に中途半端に歯肉に覆われ、常にその周囲にむし歯菌 が停滞しています。又、生えたての永久歯はとても柔らかく、むし歯になりやすいの でとてもリスクの高い時期といえます。更に甘い飲食物を頻繁に摂取する時期でも あり、歯ブラシも上手にできない年齢です。細心の注意を払い、予防処置が必要な 時期であると覚えておいていただきたいところです。とにかく、この年齢くらいが 最も生涯で一番むし歯のできやすい年齢です。この時期を乗り切り、「20才まで、1 本もむし歯をつくらない」を達成しましょう。 ⑥乳歯から永久歯へ生えかわる時期が、歯並びに大きく影響を与えてしまうから! 5才から15才くらいの間に、乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)に歯は生 えかわります。ただし、永久歯が変な場所から生えてきたり、乳歯がなかなか抜け 落ちなかったり、顎が成長せず永久歯の大きさと顎の大きさにバランスがとれな かったりと、様々な要素が絡み合って、悪い歯並びに導かれやすい時期ともいえま す。歯並びが悪くなってしまうと見栄えが悪いだけでなく、成人になってからむし歯 や歯周病にかかりやすく、しかも進行が速い環境となり、本来の歯の寿命をまっと うできなくなり、50代後半から60代で抜け落ちてしまう傾向にあります。つまり歯 の生えかわりの時期は、とにかく定期的な検診が必ず必要となっています。